代表ブログフロンティア・フォーラム

日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

「シンガポール発~2年間のインド生活で学んだ"人生に大切な3つのこと"」1石崎.jpgのサムネール画像


石崎 弘典
ベンチャーキャピタル勤務@シンガポール


2年半前は勢いだけでインドでの投資アドバイザリー
「現実は小説より奇なり」、と言ったものですが、自分の人生を振り返り、大げさに聞こえるかもしれませんが、これは大変に的を射た言葉であると感じます。最近、お笑い芸人が芥川賞をとったことで世間は賑わいましたが、誰の人生にもドラマがあり、誰もが作家になりえると思えてなりません。

 私はこの2年半、インドで投資アドバイザリーの仕事をしてきました。インドの大手会計事務所に所属し、日系を中心に外資企業のインド市場進出を支援するものでした。インド人専門家と共に、現地法人設立、M&A、国際税務のアドバイザリーなど様々な業務を経験することが出来て、本当に素晴らしい時間を過ごさせてもらったと感謝しています。

 しかし、ここまで決して良いことばかりではありませんでした。インドに行ってからは、本当に毎日が暗中模索といった感じで、なんとか毎日をやり過ごしていたように思います。環境も厳しく、文化の違いは大きなストレスになり、商習慣の異なるインド人に囲まれて仕事をすることは大変に骨の折れることでした。社会経験のない26歳の私は突然に日系大手企業をクライアントにすることになりましたが、どのように対応したらいいかわからず、日系大手企業の方々が名刺交換し談笑するような空間は、とても自分が入っていける場所には思えませんでした。

「僕がスラムにはまった理由(わけ)~コロゴッチョ(無用なもの)でない街からの便り」写真(高橋郷).jpg

髙橋 郷
NPO法人Little Bees International 代表・新渡戸国際塾第七期生@ナイロビ

ケニアの首都ナイロビにあるスラム・コロゴッチョ(無用なものの意)の日常
 「あっ!」それは、束の間の出来事だった。
 露店で商品を買おうとして開いた僕の財布から、ケニア紙幣が3枚、どこからともなく現れた指によってもっていかれたのは。スリにランクがあるとしたら間違いなく"Aクラス"であろうその指の持ち主は、顔を確認させる間もなく、そのまま、乗車するオートバイとともにさっと過ぎ去って行った。

「江戸時代に発祥した仕組み"富山の置き薬"でアフリカ医療支援 」町井さん1.jpgのサムネール画像


町井恵理
NPO法人 AfriMedico 代表理事

<<NPO法人 AfriMedicoについて>>
 私たちのNPO法人AfriMedicoは、「医療を通じてアフリカと日本を繋ぎ、健康と笑顔を届ける Medicine For The Last Mile」をミッションに掲げ、"富山の置き薬"をモデルにアフリカの医療支援に取り組んでいます。

 アフリカでは医療の課題が山積みです。道路が未整備で病院や薬局へのアクセスが悪く、簡単には診察を受けられません。診察を受けても効果のない偽薬が多く、保険制度がないため高い医療費となる現状があります。その解決策の1つになり得るのが「富山の置き薬」です。


「自分のためだけの服、というこだわり。」星野さん写真.jpg

星野雄三
東京大学大学院総合文化研究科
広域科学専攻生命環境科学系 修士2年

スーツ職人の"サルトリア文化"との出会い
「スーツの勉強をしにいきます。」

と友達に伝えると、もしくは初めて会った人にこのことを話すと、大体の人は面白がったり、「え?なんで?」といった反応をします。それもそのはずで、僕はこれまで大学で筋肉(筋生理学)について研究し、トレーニング指導を生業としていたからです。

 そのようなわけで、全く異なる路線変更を行い、今僕はイタリアの伝統文化であるスーツの職人=サルトリア文化を学ぶべくミラノにいます(文科省トビタテ留学JAPAN「第1期生」)。人生何が起きるかわからないもので、2年前だったら一切考えられないような世界にいます。あくまで今から職人やデザイナーを目指すわけではなく、文化そのものとビジネスを学ぶためにこの国にいます。

 実のところ、これまで僕は家庭環境的に「ファッション」・「芸術」・「ものづくり」といった分野とは一切関連のない生活でした。しかし、だからこそそういう能力・技術を持つ職人やアーティストにリスペクトを感じ、なんらかの形で関わりたい、と思うようになったのかもしれません。

「一人から始めるアフリカ・ルワンダでの挑戦~持続可能なビジネス構築を目指して」三戸さん.jpg

三戸優理
i-Wind Consulting Ltd.


 ちょっと久しぶりにバナナ工芸品組合を訪れた時のこと、今まで見たことのないデザイン、でもルワンダらしいデザインのバッグがひときわ際立って並んでいました。これ、新作?と聞くと組合の代表がそうだと誇らしげに答えます。バナナ繊維プロジェクトの立ち上げから少しずつ進めてきた工芸品開発。彼女ら自身の努力によりできたものを見て、関わってきてよかったなと思った瞬間でした。


戻る 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

記事一覧

フロンティア・フォーラムトップページへ戻る

アーカイブ