代表ブログフロンティア・フォーラム

日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

「大学新卒3年で3割が辞める『早期退職白書』とギャップイヤーから想うこと」井上さん写真.jpg

株式会社カイラボ 代表取締役
一般社団法人プラス・ハンディキャップ 理事
井上洋市朗

 2012年の1年をかけて「新卒入社の会社を3年以内で辞めた人」100人に対面インタビューを実施し、その結果を「早期離職白書」にまとめました。

 私がインタビューした方の中でも大手企業を3年で辞めて、海外へ留学をしたり、バックパッカーとして旅行をしたりしている人は何名かいました。ちなみに私自身も新卒入社の会社を2年ほどで退職し、そのあと数か月間ですがフリーターをしていたことがあります。(これもギャップイヤー?)

 また、早期離職者(新卒入社の会社を3年以内で退職した方)の中には自分でベンチャー企業を立ち上げたり、NPOに転職するというパターンの方もいました。もちろん、同じ業界の違う会社に転職するという方も少なくはありません。

 会社を辞めてから次の仕事につくまでの間をどう過ごすのが正解なのか、私にはわかりません。そもそも正解などないと思います。

「『ストリートダンスに、早慶戦があっていいんじゃないか!』から、実現しちゃいました」早慶.jpgのサムネール画像


柿澤英俊
(ストリートダンス早慶戦実行委員会・代表、慶応義塾大学法学部4年)

<自己紹介>
 改めて、初めまして。ストリートダンス早慶戦実行委員会代表の柿澤と申します。
大学入学時より慶應義塾大学のストリートダンスサークルRevolveに所属し、Poppin'というジャンルのダンスをしています。
この度、縁があって2014年9月19日、上野恩賜公園野外ステージにて開催された、「第1回ストリートダンス早慶戦」実行委員会の代表を務めさせて頂きました。

 ストリートダンスに関わる人はもちろん、様々な方に、僕たちの想いを共有できれば幸いです。
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「何故、プロにならなかったの?」と就活で聞かれる
 僕は、大学1,2,3年と昼夜問わずダンス中心の生活を送ってきた。その結果、留年した。言ってしまえば、道を踏み外している。

「カンボジアに映画館をつくろう!」カンボジア1.jpg

教来石 小織
非営利団体CATiC代表


「カンボジアに映画館」の原体験とは?
 子どもの頃、映画からたくさんの夢をもらってきました。探偵の映画を見れば探偵になりたいと思い、警察官の映画を見れば警察官になりたいと思い......。小学6年生の時に、夢を与える側になりたいと、映画監督を志しました。

 大学時代は映画監督コースを専攻。大学3年生の時に、ドキュメンタリーを撮るために、一人ビデオカメラを持って、途上国の村でホームステイをしました。

 村で出会った子どもたちに将来の夢を聞くと、みんな答えられませんでした。
一人の子が「先生」というと、みんなが先生と言いました。
日本の子どもたちに聞くと、様々な答えが返ってくるのに・・・。もしかしたら、電気もテレビもないこの村では、身近な大人の姿からでしか、将来の姿を想像することができないのかもしれない。そんなことを思いました。

 日本に帰ってから、街に映画館を復興させることで、戦争で傷ついた街の人々が元気になっていくというストーリーの映画を観ました。

 もしも私がホームステイしたあの村に、映画館があったら。映画で様々な世界に触れた子ども達は、どんな夢を描くのだろう。「途上国に映画館をつくりたい」。それが私の夢になりました。

 けれども私は大学時代、その夢に向かって何かをすることはありませんでした。社会人になって、お金持ちになったら映画館をポンと作ろう。そんな風に思っていました。いや、自分自身との折り合いの中で、そう思い込もうとしたのかもしれません。
 それから10年間、その夢に対して動くどころか、すっかりその夢を忘れていたのです。

 社会人になってもお金持ちになることはなく、気づけば30歳を過ぎていました。

「脱線事故で走れなくなった銚子電鉄をもう一度走らせたい!~僕たちの想い」高校生1.jpgのサムネール画像

和泉 大介(銚子商業高校3年 プロジェクト代表)

1 銚子電鉄は、何より"子どもやお年寄りにとっての大切な足であり、重要な観光財源"
 こんにちは!僕たちは千葉県立銚子商業高等学校の3年生です。学校の課題研究という授業の中で、銚子の名産品を開発するチーム・アイスクリームを開発するチーム・パンを作るチームなどある中、僕たちは地元のローカル線(銚子電鉄)を応援することに目的を絞った10人のチームです。

 皆さんは『銚子電鉄』という電車をご存知でしょうか?10駅・6.4kmを1~2両で走る小さなローカル線で、子どもやお年寄りにとっての大切な足であり、重要な観光財源でもあります。この銚子電鉄の2両の車両が今年の1月11日脱線事故を起こしました。その車両はいまだに修理できていません。

 僕たちはこの車両の修理代を捻出したいと思うのです。修理代は全額で数千万円に上ると思われます。そのすべてを出すのは無理ですが僕たちのチームとして300万円を目標にかかげました。どうか皆さんのご支援をよろしくお願い致します。
ready for→https://readyfor.jp/projects/CHOSHO-CHODEN


「ケニアのスラム街の子ども達に、クラウドファンディングで教育再開の場の提供を!」小田さん写真①.jpg


Michiyo
ニューヨーク大学教育学大学院在籍

 大学院の夏期休暇中の2ヶ月間、ケニアの現地のNGOでインターンを行いました。現在住んでいる寮では100カ国以上からの留学生約700人が住んでいます。アフリカから来た留学生と仲良くなったことがきっかけで、アフリカに興味を持つようになり、さらにアフリカのどの国に行くかを決めかねている時に、青年海外協力隊として1ヶ月前までケニアで活動していた人に会いました。ケニアではモバイルバンキングサービスなどInformation and communications technology(ICT)分野で進んだ実績があると言う話を聞いて、自分の専攻分野(Educational Technology)との関連を感じ、ケニアに行くことに決めました。この記事では、ケニア滞在中に出会ったテューダーというスラム街でのコミュニティ・スクールへの取り組みについてお伝えします。


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