ギャップイヤー・ジャパンからのお知らせ

2015年1月アーカイブ

JGAP寄稿者短信:「"旅"のプレゼンをして感じたこと」(豊永奈帆子、海外ノマド女子) 豊永さん写真3月4日.jpg


1月24日に、大人の文化祭「Otobun vol.1」というイベントで
「アジア1ヶ月毎移動生活」についてのプレゼンテーションを行いました。

今回のプレゼンでは、「旅の楽しさ」をテーマに、
「異文化って面白そう。私も行ってみたい。」
と思って貰えれば。と思いながら話をしました。
聞いてくださった方が、少しでも「海外楽しそう!行ってみたい。」と思って
頂けていたら良いなぁ。と思います。
豊永プレゼン写真最終-300x281.jpg

今回、久しぶりにプレゼンテーションを行って実感したことは、
「きっかけを与えられることの嬉しさ」です。
「与える」と書くと、上から目線に聞こえるかもしれません。

でも、私はこれまで沢山の人の話を聞いていろいろなことを始めるきっかけを
与えて貰っているので、自分が逆の立場になれることはすごく嬉しいです。

そもそも、今回のイベントの企画者の方と知り合ったきっかけは、
3年前の私の出版イベントでした。

出版した「今日から出来る異文化交流 カウチサーフィンGUIDEBOOK」についてのプレゼンテーションを行ったところ、その方はプレゼンを聞いた後にカウチサーフィンを実際に使い、それから37か国、160人の外国人の旅人のホームステイを受け入れてきたそうです。

スピーカーの紹介の際に、お世辞でも

「人生を変えてもらった方です。」
と紹介して頂き、改めて大変だったけど本を書いて良かったな。と思いました。

私は、大学2年生の中国留学がきっかけで海外に強い興味を持つようになりました。
でも、「もっと前から海外の楽しさに気づいていればなぁ。」
と思うことも多いです。

だから、あまり海外に興味を持っていない人に「海外楽しそうだな」と思ってもらえる
ことはすごく嬉しい事です。

情報発信をすると、「ただ目立ちたいだけでしょ」などと、
否定的に捉えられて落ちこんでしまうこともありますが、
やっぱり、これからも海外の楽しさを発信し続けたいな。と強く思いました。

このような形でプレゼンテーションを行ったのは出版パーティーイベント以来でした。
そのため、本番では息継ぎのタイミングが分からないほど緊張してしまいましたが、
それでも私の話に笑ってくれる方や、プレゼンの後に「面白かった。」と
話しかけてくれた方もいてすごく嬉しかったです。

企画者、出演者、ゲストの方々共に素敵な方ばかりでとても良い刺激を
与えて頂きました。本当にありがとうございました。


2012年1月 フロンティア・フォーラム欄寄稿 No.35「留学で変わった私の人生」 豊永奈帆子さん(当時、早稲田大学国際教養学部4年)※英文付
http://japangap.jp/essay/2012/01/post-9.html

7月28日付 JGAP寄稿者短信:「"いろいろな生き方がある"と知ったことによる弊害」(豊永奈帆子さん、海外ノマド女子)  http://japangap.jp/info/2014/07/jgap6-1.html

ブログ「Napo's Way 海外ノマド女子」: 
http://jp.nahokotoyonaga.com/

YouTube :My favorite clothes from South East Asia ! 我介紹東南亞的衣服。
https://www.youtube.com/watch?v=yXbtc6ldVLo&feature=share

JGAP寄稿者短信:「日本と違い、スウェーデンの若者の投票率が高い理由~社会的弱者を置いてきぼりにしない社会」(檜垣賢一、学習院大学3年=米国NY州立大学オールバニ校留学中)両角さんと.jpg
※写真は、両角達平さんと筆者(ストックホルム市庁舎)


魔女の宅急便のモデル街と言われるスウェーデンの首都ストックホルムにやってきました。

北欧スウェーデンは日本と同じく先進諸国の1つですが、多くの先進諸国で若者の選挙での投票率の低さが問題になっている中、スウェーデンの若者の投票率は長期間に渡り70%を超えているという結果があります。

この理由を探るべく、現在ストックホルム大学院 国際比較教育研究 課程に在籍中で、社会とスウェーデンの若者の関わりに関して研究をしていらっしゃる両角達平(もろずみ たつへい)さんにお話を伺うことができました。

そのお話を元に読者のみなさんと共に、日本の投票率の問題に焦点を当てながら今後の日本の政治との関わり方を考えていければと思います。


スウェーデンの投票率の高さの理由
スウェーデンにおける国政選挙の投票率は、30年以上に渡り80パーセントを維持しており、ほぼ100パーセントの投票率を誇る北朝鮮、そして投票を義務化しているオーストラリアやシンガポールなどの国を除けば、先進諸国最高レベルの高さを維持しています。
(引用:The International Institute for Democracy and Electoral Assistance: [http://www.idea.int/index.cfm])

両角さんは、スウェーデンの投票率の高さに関して、自身のブログにて「学校」の役割が大きいことを指摘しています。
(引用:【保存版】スウェーデンの若者の投票率が高い理由 10記事 まとめ[http://www.huffingtonpost.jp/t.../swedish-youth_b_6345336.html])

スウェーデンでは、多くの学校で社会問題に関するディベートや民主主義に関する授業が行われているようで、そのことが若者の政治への興味を高めている一つの要因であると考えられます。また選挙がある度に、多くの中高学校で模擬選挙を行う"学校選挙"と呼ばれるイベントが催されるそうです。実際に選挙権を持つ前にこういった経験を定期的に持つことで、自然と日常生活の中で政治を考え行動する習慣を身につけているのかもしれません。公教育でもある学校を通して多くの若者に政治に興味をもってもらおうとするこの取り組みは、"一部のわかる人だけが参加する政治"から"すべての人が参加できる政治"へ向けて大きな役割を果たしているようです。

日本で投票に行かない若者に理由を聞いてみると、「興味がない」や「まったく分からない」などといった答えをよく耳にします。日本では、興味があり、分かる人だけが投票に行けば良いといった風潮が強いように感じるのが現実です。


社会的弱者を置いてきぼりにしない社会を目指して
両角さんは、日本の投票率の低さに対して「知らない間にルールが作られてしまう社会になる可能性がある。」と警鐘を鳴らします。

両角さん:「これまで日本は福祉国家であるフィンランドやスウェーデンを始めとする北欧諸国と並んで一億総中流と言われるように平等社会を実現してきました。しかし、それはもはや昔の話です。例えば、世界の学力調査で権威のあるPISA調査では日本は常に上位におり教育水準が非常に高いと言われていますが、そこには見落とされている側面もあり、一方で教育格差が広がっています。
様々な分野で格差が広がる中、一部の知識があり富めるものだけが投票して、弱者が抱える問題は表舞台に出てこないまま埋もれてしまう可能性があります。すべての人が社会の意思決定に関わる事ができる社会にしていかなければ、一層格差が広がってしまうかも知れません。」

確かに投票に行く人は、学歴が高く、収入も高い人の方が多いということは容易に想像できます。そうなると、持てる者がより富み、持たざる人はより貧しくなるルールが自然と出来てしまってもおかしくないわけです。日本では普段は政治の話などタブー視されている側面が強くある中、選挙の投票前になると急に「投票に行け」や「投票に行かないやつには権利はない」などとなんとも押し付けがましいフレーズを耳にすることがよくあります。
投票を強制させたりするこのような手法には反対ですが、低投票率が続く今の日本社会にもほったらかしにして目を背けることもできません。投票率が低いという問題は、表面的な数字の問題だけではなく、"みんなで社会のルールを決めていこう"という民主主義の根幹をも揺るがす大きな問題です。

この度、両角達平さんからお話を伺い見えてきたこととして、スウェーデンの若者の投票率が高いのは、"スウェーデン社会が他国と比べて「社会的弱者」を置いてきぼりにしない社会である" からということです。こういった点が他の先進諸国との投票率の違いを生んだ大きな理由の1つのように感じます。
スウェーデンでは、社会のルールを決めるための大きな役割を果たす選挙では、「自分たちの社会は自分たちの一票で」という意思がおそらく日本より強いのでしょう。社会のルールを決める政治が他人ごとではなく、自分ごととして考えられている点に、やはり日本との違いを感じます。日本でもより多くの市民が社会のルールの作り手として当たり前のように政治に参加できるようにするためには、スウェーデンから学べることが多くありそうです。


最後に
日本の一億総中流神話が崩壊し、平等社会から次第に格差社会と言われるようになってきた今だからこそ、 政治との関わりに関して1人1人が今一度立ち止まり考えなければならない時が来ているのかも知れません。もちろん若者の投票率そして全体の投票率を急激に上げることは難しいことでしょう。スウェーデンを1つの手本として、学校を通してなど小さな頃から社会と関わり合いながら、自然と政治との関わりが生活の一部として定着できるように社会全体が努力していかなければなりません。この文章を読み、一人でも多くの方にとって考えるキッカケとなりましたら幸いです。

両角達平さん、お忙しい中誠にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

2015年1月19日 スウェーデン, ストックホルム市庁舎にて


(関連記事)
JGAPエッセイ集 フロンティア・フォーラム「道がないところに道を作る。」(檜垣賢一さん、学習院大学3年=米国NY州立大学オールバニ校留学中)
http://japangap.jp/essay/2014/11/3-5.html

Website「多様性の中の共存を目指して。」:http://www.kenichihigaki.com/

1月22日付JGAP寄稿者短信:「すべての人にとって住みやすい街を目指して~バリアフリー社会 北欧フィンランド・ヘルシンキ」 http://japangap.jp/info/2015/01/jgap3-4.html

_______________

[両角 達平さん プロフィール]
長野育ち、ストックホルム在住の日本人。2009年、静岡県立大学にてユースワーク団体YEC を設立。大学生による中高生の余暇活動支援を軸とし、啓発活動などにも取り組み若者の社会参画を促すユースワーク活動を続ける。その後、大学を休学し2012年からスウェーデンの首都ストックホルムに留学。ストックホルム大学にて子ども・若者学を専攻、複数のユースセンターでのインターンシップを経験。その間、視察コーディネートや翻訳、ブロガーとして記事執筆に携わる。ヨーロッパで訪問した団体の数は40以上。帰国後、静岡県立大学を卒業し、2014年4月からベルリン拠点の若者政策のエビデンス・ベースを構築する国際NGO Youth Policy Pressにて勤務を開始。現在は再びスウェーデンに渡欧し、ストックホルム大学院国際比較教育研究課程に在籍。
公式ブログ: http://tatsumarutimes.com/


(関連記事)
2012年5月16日付JGAPエッセイ集 フロンティア・フォーラム
No.65:「僕の"留学のススメ"~"18歳の国会議員"がいるスウェーデンにいるワケ」 両角達平さん(静岡県立大学 国際関係学部4年=休学中)※Stockholm University(スウェーデン)留学中
http://japangap.jp/essay/2012/05/18-4stockholm-university.html

いよいよJGAP&TIP*S present JGAP4周年記念1/27 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー@東京 参加者募集!スライド1.JPG


これまで大学内では「大学生起業」が議論されることは少なかった!

 創立4周年を迎えるJGAPと中小機構TIP*Sが提供するセミナーに注目だ。
 今回のセミナーは、その200稿近いエッセイの中から、大学生時代に起業をした寄稿者3人に登壇いただき、"生きたケース・スタディ"を披露していただくが、テーマは、ずばり 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」。

 これまでこのテーマは大事であるにも関わらず、なかなか大学内では議論されてこなかった。大学学内のキャリアセンターは学生達の出口として大企業を狙いを定めた「就職」を前提にしてきたし、「起業」を議論できる大学教員はアカデミアの世界しか知らない人が多く、圧倒的に少ない理由が挙げられる。


大学生の起業ってはたして無謀なのか?リスクだらけの夢物語なのか?このセミナーは大学生の起業の"生きたケース・スタディ"の場!
 今回のように、JGAPの寄稿者である同世代2名(城宝 薫さん、愛甲 大さん)と30歳前のアニキ的存在である登壇者(太田 英基さん)の経験談、現在の問題意識を直接聴ける機会は、その意味で貴重といえるだろう。

 それぞれのストーリーやものの捉え方、そして起業を決断させたものは一体何であったかを一度に聴け対比できるまたとないチャンスを生かそう!ご関心ある方は是非お申込の上、ご参加下さい。

JGAP&TIP*S present
1/27(火)「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー概要


【会場】
TIP*S/3×3 Labo (東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル6F 662区)
交通:JR東京駅より徒歩1分(日本橋口)TEL03-6202-9577
※東京メトロ東西線大手町駅より徒歩4分(B8a出口より地下道直結)
http://tips.smrj.go.jp/access/

※当日スケジュール(敬称略)
1月27日(火)18時会場受付
18:15-18:20 中小機構TIP*S挨拶
18:20-18:30 情報提供「大学生の起業とリーダーシップ、そしてギャップイヤーの関係性」
(11月グローバル人材育成教育学会第2回全国大会の議論を中心に)
JGAP 砂田 薫代表理事(お茶の水女子大学特任准教授:http://japangap.jp/greeting/

※以下登壇する3名のスピーカーの講演内容は、「なぜ在学中に起業したか、その動機と想い」「なぜ起業ができたか、 そのプロセス開示」「事業の現状と課題と展望」を予定。

18:30-19:10 「私の起業を語る(Ⅰ)」※最後の10分はQ&Aと議論
城宝 薫 株式会社テーブルクロス代表取締役(立教大学経済学部3年、現役学生)

城宝さん新.jpgのサムネール画像
登壇者プロフィール① (株)テーブルクロス代表取締役 城宝 薫さん
http://japangap.jp/info/2014/12/jgapjgaptips-present-1.html

(参考記事)2014年11月28日付
No.193:「途上国の子供たちに給食を提供する新ビジネスを立ち上げました!」(城宝 薫さん、立教大学3年=株式会社テーブルクロス代表取締役)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/11/post-88.html

19:15-19:55「私の起業を語る(Ⅱ)」 ※最後の10分はQ&Aと議論
愛甲 大 株式会社イタドリ 代表取締役(慶応義塾大学時代に起業。連続起業家)

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登壇者プロフィール② (株)イタドリ代表取締役社長 愛甲 大さん http://japangap.jp/info/2014/12/jgap-186.html

(参考記事)2014年5月3日付
No.166:「僕たち四人が伊豆大島で起業しちゃったワケ」(愛甲 大さん、 株式会社イタドリ 代表取締役社長)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/05/post-75.html
 

20:00-20:40 【ゲスト講演】「私の起業と大学生に伝えたいこと」
太田 英基 株式会社スクールウィズ 代表取締役(中央大学時代に起業。連続起業家)

太田さん写真.jpgのサムネール画像
登壇者プロフィール③ (株)スクールウィズ 代表取締役 太田 英基 http://japangap.jp/info/2014/12/jgap-187.html

(参考記事)2012年1月5日付
No38:「起業・退職し、"5年後の描いた自分"に近づくための旅」 太田英基さん(サムライバックパッカープロジェクト=世界一周中)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2012/01/5.html

20:45-21:00
全体「振り返り」(城宝 薫、愛甲 大、太田 英基  進行:砂田・岡田)

21:00-21:50
懇親会

【参加費】@500円(当日徴収。資料代・懇親会の飲料代等含み一括)

【申込方法】先着20名のEメール申込枠。宛先はinfo@japangap.jp(@は小文字に変換のこと)。件名は「JGAP4周年セミナー応募」とし、お名前・ご所属(大学名や勤務先名)・メールアドレス(携帯メールは不可)を明記の上、お申込下さい。
もしくは、フェイスブックの以下のイベントページで「参加」のボタンを押して下さい。申込は完了です。(参加枠は先着40名)
 
https://www.facebook.com/events/421405901343238/421676937982801/?notif_t=plan_mall_activity

(関連記事)
JGAP4周年記念 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー登壇者プロフィール① (株)テーブルクロス代表取締役城宝 薫さん| ギャップイヤー・ジャパン: http://japangap.jp/info/2014/12/jgapjgaptips-present-1.html

JGAP寄稿者短信:「すべての人にとって住みやすい街を目指して~バリアフリー社会 北欧フィンランド・ヘルシンキ」(檜垣賢一、学習院大学3年=米国NY州立大学オールバニ校留学中)檜垣さん.jpg

ムーミンで有名な北欧フィンランドの首都ヘルシンキにやって来ました。


ヘルシンキは、徹底的にバリアフリーな街を実現していて、とても驚かされました。

 歩道は広く段差が少なく、また公共交通機関である電車、地下鉄、バス、トラム(路面電車)は完全に低床化された車体が導入されており、街のいたるところでバリアフリーな側面を垣間見ることができます。

 これには市の絶え間ない長期的な努力があったようで、 2002年にヘルシンキ市がすべての人が暮らしやすい街づくりを目指し "Helsinki for all"("すべての人のためのヘルシンキ" )プロジェクトを立ち上げ、2011年までに徹底的に街のバリアフリー化を促進させたそうです。
ヘルシンキ1.jpg

 日本と比べ、車椅子利用者やベビーカーを押したお母さんの姿を目にすることが圧倒的に多く、まさにすべての人にとって住みやすい街を体現しているのだなと感じました。

 そこで実際にベビーカーを押してトラムに乗っていたお母さんにインタビューをしてみました。

檜垣:「ベビーカーを使っている身として、ヘルシンキでの生活で困ることはありますか?」

お母さん:「いいえ。とても快適な街です。私のような小さな子供連れにとって、常に子供を抱っこすることはとても肉体的にきつく、長時間移動する際はベビーカーは必須です。ヘルシンキは、いたるところにバリアフリー化がなされておりとても便利な街でして、移動する際に障害を感じることがほとんどありません。」
ヘルシンキ2.jpg

檜垣:「日本と比べて、ベビーカーを押すお母さんの光景をよく目にするのですが、理由は何だと思いますか?」

お母さん:「おそらく公共交通機関がとても便利な点にあると思います。まず低床化が実現されたトラムを始めとした公共交通機関が町中に張り巡らされているので、自分の車を持っていなくても移動に困ることがありません。次に6歳までの子供を乗せたベビーカー利用者また車椅子使用者は運賃が無料なんです。ベビーカーや車椅子を利用している人にとっては、時に運賃を支払うのも困難な時があります。それならいっそ無料にしてしまえということで、1986年に行政が中心となってこの制度を導入したそうです。行政のそういった積極的な支援にとても感謝しています。」

(2015年 1月18日 フィンランド ヘルシンキにて)

ヘルシンキ3.jpg

量から質を大切にする街づくりへ

 日本でも、バリアフリーという言葉が日本に使われるようになり久しいです。たしかに公共交通機関などインフラ面では先進国と言われていますが、バリアフリーの観点から見れば、まだまだ不十分な点があることも現状です。

 日本では、これまで国中にインフラ整備をして社会全体として暮らしやすい街づくりをすることが優先課題でしたが、これからは成熟社会日本として、1人1人が暮らしやすい街を目指して、一層力を注いでいかなければならないなと感じた滞在でした。
ヘルシンキ4.jpg

参考
Helsinki for all:http://www.hel.fi/hki/hkr/en/Helsinki+for+All


(関連記事)
2012年5月16日付JGAPエッセイ集 フロンティア・フォーラム
No.65:「僕の"留学のススメ"~"18歳の国会議員"がいるスウェーデンにいるワケ」 両角達平さん(静岡県立大学 国際関係学部4年=休学中)※Stockholm University(スウェーデン)留学中
http://japangap.jp/essay/2012/05/18-4stockholm-university.html

(関連記事)
JGAPエッセイ集 フロンティア・フォーラム「道がないところに道を作る。」(檜垣賢一さん、学習院大学3年=米国NY州立大学オールバニ校留学中)
http://japangap.jp/essay/2014/11/3-5.html

Website「多様性の中の共存を目指して。」:http://www.kenichihigaki.com/

先週に引き続き、1/23(金)23:30頃から20分、InterFM番組「石川實のFlashpoint」で、JGAP代表がギャップイヤーを解説!ラジオ.jpg

 関東で、若者リスナーにとりわけ人気のあるInterFMの「石川實(いしかわ みのる)のFlashpoint」で、JGAP砂田薫代表が、今話題のギャップイヤーについて解説する。番組は、1/16(金) に前篇 1/23(金)は後編2週と連続で、行なわれる。

 「ギャップイヤーとは?」「海外におけるその歴史」「ギャップイヤーが与えるインパクト」「日本での現状は?」「理想の大学改革とは?」「今後、JGAPはどんな展開を目指しているか?」などを語り、最後に、ラジオの前の若いリスナーに伝えたいことを話す。

(参考記事)
【JGAP設立4周年スペシャル紙面企画】 エッセイ欄『フロンティア・フォーラム』 「いいね!」数ベスト5稿紹介!: http://japangap.jp/info/2015/01/jgap1000.html

※視聴はこのリンクから!→http://radiko.jp/#INT

※Flashpointの公式サイト:https://www.interfm.co.jp/flashpoint/index.php?mode=fri&id=189

 InterFMは20年前の1995年阪神淡路大震災の際に、在日外国語圏の人々に、震災情報が十分に行き届かなかった反省をもとに、翌年開局した。大阪と東京に「有事の際に外国語放送を行うこと」を付帯条件に周波数が割り当てられ、関東FM局で唯一、関東広域免許を有している。同付帯のFMCOCOLO(大阪)、LOVE-FM(福岡)とMeganetを形成している。 特徴ある音楽番組、多くのDJはバイリンガルで、英語も併用、海外のアーティストやDJが担当する番組は英語で進行している。その他、北京語、韓国語、タガログ語、スペイン語、ポルトガル語などを使用し、人々に生活情報を放送している。


(関連記事)
2015年1月12日付
「日本再興戦略にギャップイヤーは入り、文科省スーパーグローバルハイスクール採択校でも導入が進む」-JGAP代表ブログ http://japangap.jp/blog/2015/01/50300.html

※セミナー告知! 寄稿者の話が聴ける場!これまで大学内では「大学生起業」が議論されることは稀有!
1/27(火)JGAP4周年記念 JGAP&TIP*S present「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー参加者募集!→http://japangap.jp/info/2015/01/jgap-189.html

JGAP寄稿者短信:「20代でパナマで1年半ボランティアして得たもの・失ったもの」(宮﨑大輔、パナマ共和国派遣) 宮崎さん1.jpg


先日、Yahoo!ニュースで「20代でインドネシアで3年間働いて得たもの・失ったもの」という記事を読んだ。

この記事を書いたのは、インドネシアCreative Visions副社長の宇佐美克明さん。

まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてほしい。
20代でインドネシアで3年間働いて得たもの・失ったもの(宇佐美克明) - Yahoo!ニュース

宇佐美さんの言葉に強く共感した

ぼくは宇佐美克明さんの文章を読んで、強く共感した。

簡単に内容を紹介しよう。

海外で働いて得たもの
宇佐美さんが海外で働いて得たものは、以下の6個。

1. 日本という国への興味・関心・探究心
2. 宗教・文化に対する考え方
3. 自分を見つめ直す時間
4. 先人への感謝の気持ち
5. 言語能力
6. 新しいことにトライするハードルが低くなった

(引用元:20代でインドネシアで3年間働いて得たもの・失ったもの)


海外で働いて失ったもの
宇佐美克明さんが海外で働いて失ったものは、次の2つ。

1. 日本の友人・家族と過ごす時間
2. 日本のトレンドに追いつけない

(引用元:20代でインドネシアで3年間働いて得たもの・失ったもの)


海外で働くにあたり注意した方がいいこと
宇佐美さんが考える「海外で働くにあたり注意した方がいいこと」は、以下の4点。

1. 日本の看板をしょっているという自覚を忘れない
2. 危機管理
3. 少なくとも日本での数年の経験⇒海外がいい
4. 自分なりのストレス解消法

(引用元:20代でインドネシアで3年間働いて得たもの・失ったもの)


海外でボランティアして得たものと失ったものは何か?
宇佐美さんの文章を読んで共感したが、「では、ぼくはどう考えるのか?」と自問自答してみた。

そこで、ぼくも同じテーマで記事を書いてみることにする。

題して、「20代でパナマで1年半ボランティアして得たもの・失ったもの」である。


まずは海外でボランティアして得たものから説明しよう。

1.国際協力のリアルな経験
まずは、実際に国際協力の生の現場で、自分で途上国開発に携わっているという経験だ。

この経験は、日本に住んでいては体験できないし、青年海外協力隊という制度に参加し、パナマ共和国で活動しているからこそ得られている。

パナマに来る前は、国際協力関連の本を読むことしかできなかったが、今では自分が国際協力の現場で村人と顔を合わせている。

2.発展途上国で生き抜く力
発展途上国に分類されている中米パナマの中でも、 ぼくは田舎の村に住んでいる。
ホームステイしている家では、毎日停電と断水が発生する。

それでもまだ蛇口とコンセントがあるから良い方で、活動しているのは、電気も水道も完全にない山奥の集落だ。
山奥の集落に24回泊まり込んで活動しているが、日本とは全く違う暮らしだ。

ジャングルの中で全裸になり、川で水浴びをする。
川の水と伝統的な発酵酒を飲んで、毎回下痢をする。

馬に乗りサトウキビを運び、豚を投げ縄で捕まえて、鶏と一緒に寝る。
豚を投げ縄で捕まえる

もちろん、山奥の集落に現金収入を得られる仕事はない。
電気も水道もない集落では、「生きること」が仕事である。

日本では経験できないワイルドな生活で、少しはたくましくなった気がする。


3.宗教、お金、仕事のカルチャーショック
パナマ人との交流の中で驚くことといえば、宗教、お金、仕事に関する考え方の違いだ。

神がすべてのカトリック教徒
カトリック教徒が90%以上を占めているパナマでは、「神がすべてだ」。
挨拶では必ず神に感謝し、集まりの最初には聖書を読み上げ、問題はすべて神の御導きで決まる。
パナマはカトリック教徒の国なので、彼らからすればそれが当たり前のことだが、仏教的な教育を受けてきたぼくは違和感がある。

パナマの給料は日本の半分
お金の価値観も違う。
平均的なパナマ人の給料は月収3万円から10万円程度しかなく、ぼくのホストファミリーが家族旅行に行くことは滅多にない。
しかし、花火やお酒や洋服にはお金をたくさん使う。


働く量も日本人の半分
給料が安いこともあってか、仕事量は少ない。
職場の椅子に座っていることが働くことだ。

でも、過労死はきっとゼロだし、電車に飛び込む人もいない。
参照:残業ゼロで30日間有給休暇が取れる!日本とパナマの労働条件の違い


4.「幸せの定義」の書き換え
貧困に苦しむ人は、お金を持っていないから不幸なのだと思っていた。
しかし、幸せかどうかにお金の影響はないと知った。

もし、影響するなら、パナマ人よりも日本人の方が幸せであるはずだ。
しかし、実際にはどう見てもパナマ人の方が幸せそうだ!

お金を持っている人が幸せになれるのではない。
幸せを感じられる人が、幸せになれるのだ。


5.「住めば都」の実感
「住めば都」という言葉があるが、パナマに1年半住んでそれを実感した。
パナマには家族も古くからの友人もいない。

日本食も食べられないし、「中国野郎!」と馬鹿にされる。
騒音はすごいし、タランチュラやサソリも出る。

それでも、パナマ暮らしはとても楽しい。
ぼくは外国に住むのは初めてで、さらに「長野県の外」で暮らすのが初めてだった。

しかし、どんな環境の変化も慣れてしまえば快適だと知った。


6.途上国の可能性を体感
パナマは発展途上国に分類されているが、現在急激に経済成長を遂げている。

出生率も高く人口もドンドン増加していて、まるで「経済成長期の日本」のような勢いだ。
日本に居ては味わえない「国の成長」を体験できている。


海外でボランティアして失ったもの
次に海外でボランティアして失ったものを考えてみた。

1.国際協力への情熱
ぼくは国際協力への情熱が冷めてしまった。
国際協力の生の姿が見れたし、体験できた。

とてもやりがいがある仕事だと思うし、意義も素晴らしい。
もちろんうまくいっていないことや、建前だけで中身が伴わない活動もあるだろうが、それでも国際協力に携わりたい人は続ければいいと思う。

しかし、ぼくはこれ以上は国際協力には関わりたくない。
否定するわけではないが、ただ好みが合わない。


2.新卒と社会人経験
海外でボランティアしていることで、「新卒」という肩書と就職していれば得られたであろう「社会人経験」を失った。
日本で就職するためには、新卒という肩書と社会人経験が何よりも大切だ。

「社会人経験がない非新卒26歳」が日本で就職するのは、かなり厳しいだろう。


海外でボランティアするにあたり注意した方がいいこと
最後に、海外でボランティアするにあたり注意した方がいいことをまとめた。

1.「誰のために?」を問う
ボランティア活動が、誰のために行われているのかを考えよう。
本当に対象者のためになっているのか?

実は、NGOや国際機関の実績作りのためではないか?
ボランティアがやりたいだけで、本当に対象者のためになっているのか?


2.「正義の味方だ」と勘違いしない
「自分は善いことを行っている正義の味方だ!」と勘違いせずに、自問自答を繰り返しながら、悩みながら活動して欲しい。
よそ者のボランティアに、すべての事情を把握することは不可能である。

そのため良かれと思ってやったことでも、実は逆効果になることもある。


3.主役にならない
国際協力の主役は対象者であり、ボランティアは脇役だ。
対象者が望むことをする手伝いをさせて頂こう。

ボランティアが対象者の未来を決める権利はない。
あくまでボランティアはボランティアだ。


4.帰国後にやることを決める
ボランティア活動に集中しながらも、派遣期間終了後のことを準備しよう。
気を付けないと「燃え尽き症候群」になるボランティアがいる。

ボランティア経験で得たものを、帰国後にどこで、どう生かすのかを考えよう。


まとめ
「20代でインドネシアで3年間働いて得たもの・失ったもの」に刺激を受けて、「20代でパナマで1年半ボランティアして得たもの・失ったもの」を書いてみた。

書いていると、自分と会話しているような気分になってきた。

少しスッキリした。

(関連記事)
2014年7月25日付
No.175: 「これから青年海外協力隊を目指す学生たちへ」(宮﨑大輔さん、パナマ共和国派遣)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム http://japangap.jp/essay/2014/07/post-80.html

ブログ JIBURI.comhttp://jiburi.com/

JGAP寄稿者短信:「2014年から2015年へ~振り返りとこれからのテーマ」(加藤遥平さん、米国大学院UC Davis在学中)


2014年、最後の夕日加藤さん1月.jpg


「(大学院でも)なんとか生き残れそう」と、
一息ついて、始まったのが2014年でした。
新年に掲げたテーマは「考えぬくこと」。
特に、大学院生活でぶつかるであろう「答えの無い問い」と向き合うことでした。


-冬-
そんな目標を胸に臨んだ2014年、最初の学期は実践が中心。
デービス、サクラメント、サンパウロ、日本と、
3ヵ国4ヵ所に居るクライアント、パートナーと共に、
貴重な経験を積ませてもらいました。
求められる役割も仕事の内容も異なるプロジェクトを通じ、
自分にできること・できないこと、できるようになりたいこと、
がより明確になりました。


-春-
次の学期は理論と実践のバランスが半々。

授業は、
・アクションリサーチと参加型デザインの手法
・アメリカ NPOの歴史
・インフォメーションデザイン
というラインナップ。

「研究室と教室、ときどき家」で完結するような生活でしたが、
好きな授業、好きなプロジェクトに好きなだけ没頭できる生活は贅沢そのもの。
「大学院に来て良かった」と、
(最後の週を除き)頬がゆるみっぱなしの3ヶ月でした。

この時期は、
ファンディングを取るためにプロポーザルを書いたり、
3人の指導教官を決めるために、教授とミーティングを重ねたり、
それまで拡散させ続けた研究テーマを絞っていく段階でもありました。

結局、入学当初のテーマに戻ってきたのですが、
回り回った分だけ、より広い視野から、
研究テーマを見つめ直すことができたと思います。


-夏-
4ヶ月の夏休みは、Center for Regional Change (CRC)という、
UC Davis 付属の研究機関に雇われ、
子供たちを対象にしたワークショップの企画と運営に携わりました。
主な仕事はカリキュラムやツールの作成、
出張ワークショップのサポートなど。

出張先はデービスから約1時間半ほど南に下ったストックトン。
かつて、全米一治安が悪く、
今でも最も危険な都市の一つと言われています。
まちを歩いても、見た目からは想像できませんが、
人々が話すまちの現実に、言葉を失うこともしばしば。
奮闘するまちのNPOに希望を見出すこともあれば、
暗い現実をつきつけられたり、
一喜一憂を繰り返す毎日でした。

CRCでの仕事に加え、インターンとして、
デザインのプロジェクトにも関わっていました。
「参加型デザインの歴史をまとめたタイムラインを作る」
という大規模なものでしたが、
文献レビューを通じて修論の基礎を築くことができましたし、
チームでアイディアを練りながら、デザインを詰めていく過程は、
2014年の中でも至高の一時。
少人数のチームで働くのが合っていると確認することもできました。


-秋-
日本に帰った2週間は、進路をじっくり考える貴重な時間になり、
2年目の秋学期を乗り越える大きな原動力にもなりました。

秋学期は、
ティーチング・アシスタント、タイムラインプロジェクトのまとめ、
授業は、モーショングラフィックとGISという布陣。

GIS(Geographic Information System:地理情報システム)は、
夏にも仕事で使っていたので、おさらいが中心。
モーショングラフィックは、
毎週課題が出されるスタジオ形式の授業。
おかげでアイディアの出し方、
ビジュアルでのコミュニケーション能力は格段に上がったと思います。
デザイン専攻の学生に混じっても、
「やっていける」と自信を深めることもできました。


-2015年-
こうして、まとめてしまうと、
他人の1年を振り返っているような気がして、不思議です。
そんな気持ちを、小説『モダンタイムス』が的確に表現しています。

人ってのは毎日毎日、必死に生きてるわけだ。
つまらない仕事をしたり、誰かと言い合いしたり。
そういう取るに足らない出来事の積み重ねで、
生活が、人生が、出来上がってる。
- 伊坂幸太郎 『モダンタイムス』

削ぎ落とされてしまった日々の出来事にこそ、
「考えぬく姿勢」を問われる場面が多かったのでしょう。
特別意識していたわけではありませんが、
そんな日々の積み重ねで「考えぬく体力」もついてきたと思います。


そして、2015年。
今年のテーマは「自分の居場所を探ること」

具体的には、
「自分の価値を一番に発揮できる仕事場を見つけること。」

誰とどこで、どのように、働くか。
どんな課題に、どういうスキルを用いて、どう関わるか。

集大成となる修論の執筆、
学会の発表に向けた準備など、
6月までは慌ただしい上半期になると思います。
それでも頭の隅では、その先の未来とも向き合っていきたいです。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


加藤遥平
米国大学院UC Davis在学中


(関連記事)
2012年7月8日付 フロンティア・フォーラム寄稿 No.75:「米国留学、国際NGOインターンを経て、バングラデシュ~国境なきコミュニティデザイナーを目指している私」 加藤遥平さん(当時、筑波大学5年) 
http://japangap.jp/essay/2012/07/ngo.html

2014年11月10日付
JGAP寄稿者短信:「大学院卒業後の進路~これからのキャリアを考える」(加藤遥平さん、米国大学院UC Davis在学中) http://japangap.jp/info/2014/11/jgap-uc-davis.html

2014年8月30日付JGAP寄稿者短信:「米国大学院生の懐事情 ― 留学費用についてのあれこれ」(加藤遥平さん、米国大学院UC Davis在学中) | ギャップイヤー・ジャパン: http://japangap.jp/info/2014/08/jgap1-----uc-davis.html

2014年8月3日付 JGAP寄稿者短信:「大学院1年目を振り返って --- 米国大学院で学んだ個人戦と団体戦」(加藤遥平さん、米国大学院UC Davis在学中) http://japangap.jp/info/2014/08/jgapuc-davis-2.html

2013年12月16日付 JGAP寄稿者短信:「米国大学院の教壇で学んだこと」(加藤遥平さん、米国大学院UC Davis在学中) http://japangap.jp/info/2013/12/jgap1220-happiness-architect.html


ブログ:The Rad Visionary
http://yoheikato.weebly.com/1/post/2013/12/161.html

1/19~1/24 ソーシャル・ジュエリーブランド EDAYAが京橋のギャラリーで個展
EDAYA.jpg

EDAYAがジュエリーが出来るまでを、その職人技に着目した形で、展示する。

フィリピン・北ルソン山岳先住民族カリンガの残り3人ともいわれる竹楽器職人エドガー・バナサン氏が来日し、匠の技の裏側をどうぞご堪能下さい。11時~19時まで(ただし最終日は17時まで)でお待ちしていますので、ぜひいらして下さい。特別イベントの時間を除き、入場は無料です。

会場:ギャラリーモーツァルト 
東京都中央区京橋1丁目6−14
http://g-mozart.jp/

※展覧会特設サイト:http://www.edaya-craftsmanship.com/

EDAYAとは
「マイノリティーのエンパワーメント」をテーマに、アジアの地方で、地域資源を生かしたブランド構築のロールモデルとなることを目指す。ジュエリーブランドEDAYA(代表:山下彩香)はそのファーストステップ。失われつつある北ルソン・山岳先住民族の生き方にインスピレーションを受けたデザインと、その土地に受け継がれてきた精緻な職人技のコラボレーションによるステートメント・ジュエリーを展開する。

公式サイト: http://edaya-arts.com
公式オンラインストア: https://edaya.stores.jp/#!/

1/31(土)16:15~「アライアンス・フォーラム財団~バングラデシュ マイクロファイナンス"顔の見える金融"コース報告会」参加者募集マイクロファイナンス写真.JPG

 アライアンス・フォーラム財団は、2009年よりBRAC大学とマイクロファイナンスの研修をスタートしたが、昨年11月に第10回を開催した。1月31日に参加者による報告会を行う。

 本報告会では、コース参加者から、研修で学んだこと、感じたこと、バングラデシュの様子を伝える。バングラデシュや途上国、マイクロファイナンス、ソーシャルビジネスに関心のある方は、参加できる。

【報告会概要】
バングラデシュ マイクロファイナンス「顔の見える金融」コース 報告会
https://allianceforum.smktg.jp/public/seminar/view/28
日時:2015年1月31日(土)16:15~18:30 (受付開始16:00)
会場:アライアンス・フォーラム財団横浜オフィス
横浜三井ビルディング15F
http://yokohamamitsui.com /access/
定員:30名
参加費:300円
申込方法:下記URLより
https://allianceforum.smktg.jp/public/seminar/view/28
問合せ:アライアンス・フォーラム財団 桑名(tojokoku@allianceforum.org)

【スケジュール】
16:15~17:30 参加者による報告(Q&A含む)
17:30~18:30 交流会(コーヒー、紅茶、お菓子の用意あり)

JGAP&TIP*S present JGAP4周年記念1/27 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー@東京 参加者募集!スライド1.JPG


これまで大学内では「大学生起業」が議論されることは少なかった!

 創立4周年を迎えるJGAPと中小機構TIP*Sが提供するセミナーに注目だ。
 今回のセミナーは、その200稿近いエッセイの中から、大学生時代に起業をした寄稿者3人に登壇いただき、"生きたケース・スタディ"を披露していただくが、テーマは、ずばり 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」。

 これまでこのテーマは大事であるにも関わらず、なかなか大学内では議論されてこなかった。大学学内のキャリアセンターは学生達の出口として大企業を狙いを定めた「就職」を前提にしてきたし、「起業」を議論できる大学教員はアカデミアの世界しか知らない人が多く、圧倒的に少ない理由が挙げられる。


大学生の起業ってはたして無謀なのか?リスクだらけの夢物語なのか?このセミナーは大学生の起業の"生きたケース・スタディ"の場!
 今回のように、JGAPの寄稿者である同世代2名(城宝 薫さん、愛甲 大さん)と30歳前のアニキ的存在である登壇者(太田 英基さん)の経験談、現在の問題意識を直接聴ける機会は、その意味で貴重といえるだろう。

 それぞれのストーリーやものの捉え方、そして起業を決断させたものは一体何であったかを一度に聴け対比できるまたとないチャンスを生かそう!ご関心ある方は是非お申込の上、ご参加下さい。

JGAP&TIP*S present
1/27(火)「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー概要


【会場】
TIP*S/3×3 Labo (東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル6F 662区)
交通:JR東京駅より徒歩1分(日本橋口)TEL03-6202-9577
※東京メトロ東西線大手町駅より徒歩4分(B8a出口より地下道直結)
http://tips.smrj.go.jp/access/

※当日スケジュール(敬称略)
1月27日(火)18時会場受付
18:15-18:20 中小機構TIP*S挨拶
18:20-18:30 情報提供「大学生の起業とリーダーシップ、そしてギャップイヤーの関係性」
(11月グローバル人材育成教育学会第2回全国大会の議論を中心に)
JGAP 砂田 薫代表理事(お茶の水女子大学特任准教授:http://japangap.jp/greeting/

※以下登壇する3名のスピーカーの講演内容は、「なぜ在学中に起業したか、その動機と想い」「なぜ起業ができたか、 そのプロセス開示」「事業の現状と課題と展望」を予定。

18:30-19:10 「私の起業を語る(Ⅰ)」※最後の10分はQ&Aと議論
城宝 薫 株式会社テーブルクロス代表取締役(立教大学経済学部3年、現役学生)

城宝さん新.jpgのサムネール画像
登壇者プロフィール① (株)テーブルクロス代表取締役 城宝 薫さん
http://japangap.jp/info/2014/12/jgapjgaptips-present-1.html

(参考記事)2014年11月28日付
No.193:「途上国の子供たちに給食を提供する新ビジネスを立ち上げました!」(城宝 薫さん、立教大学3年=株式会社テーブルクロス代表取締役)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/11/post-88.html

19:15-19:55「私の起業を語る(Ⅱ)」 ※最後の10分はQ&Aと議論
愛甲 大 株式会社イタドリ 代表取締役(慶応義塾大学時代に起業。連続起業家)

愛甲さん新.jpgのサムネール画像
登壇者プロフィール② (株)イタドリ代表取締役社長 愛甲 大さん http://japangap.jp/info/2014/12/jgap-186.html

(参考記事)2014年5月3日付
No.166:「僕たち四人が伊豆大島で起業しちゃったワケ」(愛甲 大さん、 株式会社イタドリ 代表取締役社長)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/05/post-75.html
 

20:00-20:40 【ゲスト講演】「私の起業と大学生に伝えたいこと」
太田 英基 株式会社スクールウィズ 代表取締役(中央大学時代に起業。連続起業家)

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登壇者プロフィール③ (株)スクールウィズ 代表取締役 太田 英基 http://japangap.jp/info/2014/12/jgap-187.html

(参考記事)2012年1月5日付
No38:「起業・退職し、"5年後の描いた自分"に近づくための旅」 太田英基さん(サムライバックパッカープロジェクト=世界一周中)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2012/01/5.html

20:45-21:00
全体「振り返り」(城宝 薫、愛甲 大、太田 英基  進行:砂田・岡田)

21:00-21:50
懇親会

【参加費】@500円(当日徴収。資料代・懇親会の飲料代等含み一括)

【申込方法】先着20名のEメール申込枠。宛先はinfo@japangap.jp(@は小文字に変換のこと)。件名は「JGAP4周年セミナー応募」とし、お名前・ご所属(大学名や勤務先名)・メールアドレス(携帯メールは不可)を明記の上、お申込下さい。
もしくは、フェイスブックの以下のイベントページで「参加」のボタンを押して下さい。申込は完了です。(参加枠は先着40名)
 
https://www.facebook.com/events/421405901343238/421676937982801/?notif_t=plan_mall_activity

(関連記事)
JGAP4周年記念 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー登壇者プロフィール① (株)テーブルクロス代表取締役城宝 薫さん| ギャップイヤー・ジャパン: http://japangap.jp/info/2014/12/jgapjgaptips-present-1.html

1/23(金)19時~ 石倉洋子さんの第22回「Davos Experience in Tokyo」参加者募集、ゲストは遠藤 謙さんダボス10月.png


東京に居ながらにして、ダボスが体験できる!~今回のテーマは「誰でも、自由な動きができる社会を-ロボット技術を駆使する自由な世界の実現」

■背 景
 日本では世界的な課題について英語で議論し、解決案を考え、実行する場が少ないのが現状です。
 もっと世界を舞台に、堂々と議論できる人を育てようという目的からから毎月行われているのが、一橋大学名誉教授の石倉洋子が担当するプロジェクト「ダボスの経験を東京で」(Davos experience in Tokyo、以降「DEX」)シリーズです。このシリーズは、世界の課題に関心が高く、将来ダボスのような会合に参加したいと考える方々と共に、世界的な課題について英語で議論を交わし、自身の洞察を深めることを目的としています。 http://dex.tokyo

 このシリーズでは、
1.ダボスで世界のリーダーが行っている議論、今ホットな世界のテーマや課題を、その場でグループ別に、英語でブレーンストーミングする。つまり、ダボスで行われているような知的活動を東京で少人数のグループに分かれ、英語で行う。
2.見る、聞くだけでなく、自分たちが当事者として、テーマを選び、考え、表現し、議論する。
3.同じような関心を持つ人々と会い、ともに活動する契機をもつ
ことを目指し、毎月一度(通常金曜日) 19:00開場  19:30~21:30開催されています。


■セッションの目的
世界の課題に関心が高く、将来ダボスのような会合に参加したいと考える方々と共に、世界的な課題について英語で議論を交わし、自身の洞察を深めることです。

■今回のセッション概要

第22回テーマ:
Topic: "Creating the society where everybody can move freely with technology & creativity "

「誰でも、自由な動きができる社会を-ロボット技術を駆使する自由な世界の実現」
 2015年第1回の「ダボスの経験を東京で」では、「すべての人が動く喜びを持てる社会を」と題して、テクノロジーを駆使して義足の研究と普及を目指し、Xiborgの社長である遠藤謙さんをお招きします。遠藤さんは、2014年に世界経済フォーラムのYoung Global Leadersに選出、2012年にはMITの35歳以下の注目されるイノベーター、TR35にも選ばれ、TEDxTokyoなどでもTalkをしています。

 遠藤さんは、バスケットボール仲間だった友人が骨肉腫を患い、足を切断しなくてはならなくなってしまったのを見て、MITメディアラボ、そしてソニーComputer Science Labでロボット義足の研究を続け、2014年には、「すべての人が動く喜びを」というテーマの下、才能、障害、高齢などがこの喜びを奪うことのないようにとXiborgという会社を立ち上げています。

 骨肉腫などの病気、ボストン・マラソンのようなテロ、戦争地域の地雷などによって、義足が必要になる人が世界には多数います。また、日本で急激に進んでいる高齢化は、足が弱ることが通常の生活を妨げる大きな原因になります。ちょっとした怪我でも足が不自由になると、短期であっても機動力がなくなり、精神的にも辛い思いをすることは皆さんもご経験があるでしょう。

 使いやすい、そして、それほど高価でない義足によって、自由な動きをできるようになれば、生活の質が上がることはもちろん、いろいろな人がそれぞれの立場で活動できる社会へと一歩近づきます。

 新しい年の第1回として、すべての人が自由な動きをできる世界をつくるためのアイディアを考えてみませんか。遠藤さんは、ロボット義足、途上国を主な対象にした義足、そしてオリンピック選手よりも速く走れるようなバイオメカニクスを考慮した競技用義足をつくることを目指しています。

 身近に高齢化の問題を抱えている方も、途上国の問題解決に少しでも貢献したいと思われる方も、またこれまでにないような記録にチャレンジすることに関心がある方も、ぜひ参加して、クリエイティブなアイディアを考えてください。 1月23日に開かれる2015年版 「ダボスの経験を東京で」第22回では、いつものように神谷町のウィルソン・ラーニングで、19時半から行い、同じ場所でネットワーキングをします。是非ご参加ください。

 遠藤謙さんのTEDxTokyoなどについては、以下をご覧ください。
http://tedxtalks.ted.com/video/Ken-Endo-at-TEDxTokyoyz
https://www.youtube.com/watch?v=urtkHkcEz80


※詳細・申込は、以下のサイトから
http://www.wlw.co.jp/seminar/development/terms20150123D.html
尚、「学生」は社会人の半額で参加できるので、申込サイトをよく読もう!


(参考:JGAPインタビュー)
「 留学、ボランティア、そして7年間のフリーター経験を今につなげる大学教授」 慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科前教授 石倉洋子さん-私のGAP YEAR時代 2011年5月30日付 http://japangap.jp/gapyear/2011/05/003.html 

JGAP寄稿者短信:「旅が"非日常"から"日常"に変わる瞬間 」

稲村 航平
法政大学文学部地理学科3年


いつの日から非日常から日常へと変わった、その瞬間はいつだったのか。そして日常に変わった今とは。

◆はじめに
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「旅は非日常である」。いつの日からこのような言葉が自分の頭の中にあった。

普段生活している瞬間から、非日常の世界へ。今までのバックパッキングスタイルでの旅行は「非日常」を楽しんでいた。

しかし、いつの日からか僕が旅をすることは"当たり前"になってきていた。「日常」へと変わっていったのだ。


◆「非日常」から「日常」へ
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最近の旅は日常化している。数年前に味わっていた感覚とは全く違うもの。

大学1年生や2年生の頃に自分がしていた旅とは変化している。あの頃は海外をバックパッカーをするだけで一つの大きな出来事であった。

準備をしっかりと行い、ワクワクした気持ちで空港へ。現地の慣習に驚いたり、何事も好奇心を持って覗いたり、色々なことを体験したり。

だけど、世界一周でヨーロッパに入った辺りから、僕の中で「非日常」と「日常」が混ざってきた。日常であったり、時には非日常であったり。僕の中で二面が混在していた。

そして帰国。次の夏休みに中東と東南アジアへ旅をした。その時はどちらも1週間ほどであったのだが、僕の中では「非日常」という概念がなくなっていた。あくまでも「日常」の中のひと時。決して前に感じていたモノはなくなっていた。

このような変化は日本との繋がりが大きいだろう。高校3年生や大学1年の頃はLINEがなかったので、連絡を取るにもFBやTwitterが主流であった。常に見ているわけではなかったので、そのため日本の日常に触れるということがなかったし、世界一周中もスマホ盗難でLINE機能がPCだったので、殆ど使えていなかった。だからこそ「非日常」を感じ得たのかもしれない。

今となっては海外に行くことは「ちょっとそこまで」の感覚だ。抵抗など全くない、韓国や台湾などは隣町に行くような感じ。スマホもあるので日本との連絡も付きやすい。これも情報社会故のことだろう。

基本、僕は都会に行くので過ごし方は東京と殆ど変わらないのだ。

僕にとって、海外旅行は決して特別なことではなくなっている。


◆「非日常」である必要はない
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はじめで述べたように、「旅は非日常」であると言われるけど、僕は別に非日常である必要はないと感じている。

日常になってしまうと"つまらない"や"面白味がない"と答える人がいるかもしれない。確かに平凡化しているかもしれないけど、日常になったからこそ知りえることや新たな発見があったりする。

最初から旅は日常にはならない、何度か経験すると段々と変化してくる。特に長期旅行を一度経験すると、より日常化に近づいてくる。

日常になることに始めは抵抗を覚えてしまったけども、一つ線を超えるとそれを楽しむようになっていた。

決して日常になることは悪いことではないと僕は考える。

旅なんていうのは自己満足だ。自分が良いと思う選択をすればよい。


◆新たな旅のスタイル
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海外に行くことは当たり前となってしまった今、海外に行くという実感が薄れてきている。「明日から海外行って」と言われたら、何も抵抗することなく「はい」と答えるだろう。電車に乗って大学行く感覚と同じ、飛行機乗ってどっか行くみたいな。

都会好きな僕は、海外でも都会を目指すことが多い。それは落ち着くからだ。わざわざ辛い思いをしてまで田舎に行くメリットは自分の中にはない。

都会に行くとやることは東京にいる時とさほど変わらない。

観光は殆どしなくなっている。見どころを抑えることもあるけど、それが目的ではない。

観光ではなく、現地の美味しい物を食べたり、雰囲気が良い食堂を探したり、単純に街中を散歩したり、マーケットを覗いてお店を冷やかしたり、ショッピングセンターに行って現地の人の生活を垣間見たり、地下鉄や路線バスなどの現地の公共交通機関を使ったり。

段々と東京での生活と境目がなくなってきている。現地人と同じレベルになりつつあるのだ。僕は一人の旅行者であるし、欧米ではマイノリティに属するので、現地人には一生成れないけど、「現地人になりきる」という当初の目標(?)に近づいてきている。

その現地人になりきる中で、旅先での「非日常」が新たに出てくるのだ。それはビーチや国立公園など自然に触れ合うことである。

都会に目指す僕は普段から排気ガスやビルに囲まれた生活をしている、日本でも海外でも。なので週末や日帰りなどで自然を体験すると、「たまにはいいな」と感じるのだ。

それが「非日常」。"日本に出ることが非日常"から"海外生活での非日常"になってきている。つまりは、現地人が感じる非日常なのだ。

以前のような旅のスタイルから変化している。昔は観光地をただ単に歩き回っており、勉強など全くしていなかった。というか、そういう余裕は持てなかった。

まずは行く、ということが大切であり勉学は2番手以降の扱いであったぐらい。

しかし、今は違う。余裕が出てくると、次の段階へ。今は現地の事を積極的に学ぶようにしている。背景などを知ることで、そこでの滞在も濃厚なものとなるからだ。

「現地」に溶け込んでいく。昔から自分の中でなり切ろうとしていたことだ。

数々の国を訪れて大学3年を終えようとしている今、新たな旅のスタイルになってきている。


◆おわりに
稲村1月5jpg
今回は旅における「非日常」と「日常」について述べた。

これは人それぞれ事例が違う、なのでここまで書いてきた事はあくまでも「僕自身」のこと。全員に当てはまることではない、もしかしたら一緒の人がいるかもしれないけど。

一人旅が主流であるので、誰かと旅行をしたり、現地で買い物をしているのが新鮮で逆に戸惑ってしまう。それは「非日常」となるのだ。

僕の中の生活の一部ではなくなっている。

「人生は旅」という言葉があるけど、それは間違っていたにだろう。僕の人生の中で海外はかなり身近な存在。生活していく上で欠かせないことだ。

皆さんは海外を旅している時「非日常」になっているだろうか、はたまた「日常」だろうか。


(関連記事)
エッセイ集 フロンティア・フォーラム2014年3月24日付No.163:「日本社会に復帰したばかりの僕が、世界一周を振り返る」 (稲村 航平さん、法政大学文学部地理学科3年)-ギャップイヤー・ エッセイ集 フロンティア・フォーラム http://japangap.jp/essay/2014/04/-20134721-q-a.html

2014年5月24日付
JGAP寄稿者短信:「【旅】 世界一周で身に付いた"3つ"の習慣 」 http://japangap.jp/info/2014/05/jgap-139.html

2014年6月22日付
JGAP寄稿者短信:「【タンザニア】 ザンジバル島にマサイ族がいた件~それは出稼ぎ!?」 http://japangap.jp/info/2014/06/jgap-3-2.html

2015年1月元旦付
新春企画 JGAP寄稿者短信:「卒業旅行で人気のイタリアを旅行する上で覚えておくべき9つのこと」http://japangap.jp/info/2015/01/jgap-188.html

ブログ:El Mundo(世界中を旅して、溜まった情報を公開するページ)
http://kouhei50.hatenablog.com/

1/16(金)・23(金)23:30頃から各10分、InterFM番組「石川實のFlashpoint」で、JGAP代表がギャップイヤーを解説!ラジオ.jpg

 関東で、若者リスナーにとりわけ人気のあるInterFMの「石川實(いしかわ みのる)のFlashpoint」で、JGAP砂田薫代表が、今話題のギャップイヤーについて解説する。番組は、1/16(金) と 1/23(金)の23:30分頃から2週連続で、行なわれる。

 「ギャップイヤーとは?」「海外におけるその歴史」「ギャップイヤーが与えるインパクト」「日本での現状は?」「理想の大学改革とは?」「今後、JGAPはどんな展開を目指しているか?」などを語り、最後に、ラジオの前の若いリスナーに伝えたいことを話す。

※Flashpointの公式サイト:https://www.interfm.co.jp/flashpoint/index.php?mode=fri&id=189

 InterFMは20年前の1995年阪神淡路大震災の際に、在日外国語圏の人々に、震災情報が十分に行き届かなかった反省をもとに、翌年開局した。大阪と東京に「有事の際に外国語放送を行うこと」を付帯条件に周波数が割り当てられ、関東FM局で唯一、関東広域免許を有している。同付帯のFMCOCOLO(大阪)、LOVE-FM(福岡)とMeganetを形成している。 特徴ある音楽番組、多くのDJはバイリンガルで、英語も併用、海外のアーティストやDJが担当する番組は英語で進行している。その他、北京語、韓国語、タガログ語、スペイン語、ポルトガル語などを使用し、人々に生活情報を放送している。


(関連記事)
2015年1月12日付
「日本再興戦略にギャップイヤーは入り、文科省スーパーグローバルハイスクール採択校でも導入が進む」-JGAP代表ブログ http://japangap.jp/blog/2015/01/50300.html

※セミナー告知! 寄稿者の話が聴ける場!これまで大学内では「大学生起業」が議論されることは稀有!
1/27(火)JGAP4周年記念 JGAP&TIP*S present「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー参加者募集!→http://japangap.jp/info/2015/01/jgap-189.html

JGAP寄稿者短信:「自分のできることを人にできるようにする」(内藤俊輔、 青年海外協力隊/ルワンダ派遣)

明けましておめでとうございます。

残り任期がいよいよ3ヶ月を切りました。

タイトルにある通り,自分にできることを人にできるようにする。

今までの活動は続けつつ,自分がいなくなっても自分のやっている事を人に引き継いでいく時期になっています。

お土産屋を営む支援先では,年末になり様々な問題が出てきています。

正直お店存続の危機です。協力隊の期間の中で間違い無く一番ピンチな状態。

内藤さん1.jpg


しかしこういった困難に立ち向かい,解決することが僕がいる意味だと思っています。

今はそれらの問題を組合長と解決しながら,

今まで僕がやっていた広告系の仕事を,今後この組合を引っ張れる存在になるかもしれない彼女に引き継いでいます。
内藤さん2.jpg

彼女は現在マーケティングのマスターを取る為に夕方学校に通う女子大生。


卒業後,この組合で仕事をしたいとの事。

パソコンは最低限の技術はありますが,
僕の様に特殊なソフトを使わずにWord・パワーポイントを使って広告を作るエセクリエイターの技術を教えております。

勿論,お金があれば業務委託した方がより良い物が作れるかと思いますが,

組合はそこまでの余裕がありませんので,センスがありそしてやる気がある子に技術を教えるという事で組合長と決めました。

見た目イケイケな感じですが,教えている時は真面目です。そしてやる気もあります。

なんとか帰国までに広告やパンフレットを自分で考えて作れるくらいにはしたいと思います。

組合長も彼女も頑張ってるので,自分も頑張るぞーー!!!!


(関連記事)
2014年7月16日付エッセイ集 フロンティア・フォーラム No.174:「 格好悪くてもいいじゃないか。それでも前に進み続けるたった1つのコツ」(内藤俊輔さん、 青年海外協力隊/ルワンダ派遣) http://japangap.jp/essay/2014/07/post-79.html

2014年9月13日付JGAP寄稿者短信:「世界一周するのと,海外に長期滞在する違いは何ですか?」http://japangap.jp/info/2014/09/jgap-166.html


プロフィール:
内藤俊輔
1986年青森生まれ。
中学時代に父を亡くし母子家庭で育つ。マーケティング会社に約5年勤めた後,平成24年度4次隊として青年海外協力隊でルワンダに派遣。

Blog:ルワンダから観た世界〜内藤俊輔BOOK〜(http://ameblo.jp/naikel0311/
Twitter:@Naiting_s
Facebook:https://www.facebook.com/naitobook
E-mail:naikel0311@gmail.com

JGAP寄稿者短信:「自費製作した『BBT大学について超主観的にまとめてみた本。』がついに正式に出版!」( 宮川裕司、BBT大学院2年)宮川さん写真.jpg

こんにちは、宮川です。

去年の3月頃に自費製作したBBT本「BBT大学について超主観的にまとめてみた本。」がついに正式に出版されることになりました。
http://www.amazon.co.jp/o/asin/B00RXHURJM/amarare-22


去年は自費製作で刷った部数も限られており、タイミングを逃した方に読んでもらえないこともありました。今回ようやくKindle版が出たので、iPhoneやiPadなどの端末を持っている方であれば誰でも読むことが出来ます。

これからBBT大学に入る人、入るかわからないけどBBT大学に興味がある人など、多く方に読んでもらえたら嬉しいですー。


特にこれからBBT大学に入学する高校生とその親御さんにおすすめです。「BBT大学ってぶっちゃけどうなの?」という疑問が解決するのではないかと思います。

お読みになった感想等がありましたら、ぜひお聞かせくださいね。
y.miyakawa1989@gmail.com


プロフィール:
宮川裕司 Yuji Miyakawa
ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科
経営管理専攻2年

(関連記事)
2012年7月1日付JGAPエッセイ集 フロンティア・フォーラム
No.72「やりたいことは全部やれ!~"休学"せずに1年の大半を海外で過ごせるワケ」 宮川 裕司さん(BBT大学経営学部3年)-http://japangap.jp/essay/2012/07/1-bbt3.html
ブログ:http://yujimiyakawa.blogspot.jp/

2014年11月6日付
JGAP寄稿者短信:「体験して分かった!BBT大学とBBT大学院の違いとは?」 http://japangap.jp/info/2014/11/bbtbbtbbt2.html

IDPC「第6回国際開発プランニングコンテスト参加者募集中!」
~全国の同志や専門家と"ポストMDGs"を極める4日間~
佐藤さん 6thチラシ.jpg

2015年2月17日~2月20日に東京で、2月23日~2月25日に大阪で、「第六回国際開発プランニングコンテスト」を開催致します。(JGAPは協力団体)

東京会場では、国連フォーラム田瀬共同代表やUNDP近藤駐日代表をはじめとする15名の専門家の皆様をお招きし、4日間のプランニングコンテストを開催致します。

また会期中には、様々な分野で活躍されるプロフェッショナルたちと話し合えるキャリアフォーラム等の充実したサブコンテンツも提供いたします。

なお大阪会場のコンテスト詳細については、今後Facebookページとウェブサイトにて公開してまいります。たくさんのご応募をお待ちしております!
__________________________________________________________

☆第6回国際開発プランニングコンテストの特長

①豪華ゲストとの知的交流
東京会場には、1月6日現在下記(順不同)の皆様にお越し頂くことが決定しています。
・JETRO途上国貿易開発部石井部長
・H.I.S.(株)行方取締役相談役(CSR推進管掌)
・NEC(株)CSR・環境推進本部渡辺主任
・JICA企画部福田様
・JICA総務部真鍋様
・IC Net Limited コンサルティング事業部脇坂様
・    同    経営管理部武藤様
・Laligurans Japan長谷川代表
・難民支援協会鶴木様
・国連開発計画(UNDP)近藤駐日代表
・法政大学武貞准教授(元国際協力銀行職員)
・一般社団法人JGAP砂田代表理事
・一般社団法人シェア・ザ・プラネット筒井代表理事(前シャプラニール事務局長)
・国連フォーラム田瀬共同代表
・明治学院大学可部州彦先生(元かものはしプロジェクトカンボジア代表)

②ハイクオリティなプランニングコンテスト
国際開発の第一線で活躍されている方々から、豊富な知識と経験に基づく審査・アドバイスをいただきます。
また、開発の現場で使われているPCM手法や世界中で注目を集めている「デザイン思考」等を用いた充実のプランニングプロセスを体験することができます。

③日本中の同志との出会い
国際開発に特化した"ビジコン"という特殊性から、本イベントには国際開発分野を目指す日本中の若者が集まります。
そのためイベントを通して様々な知識を習得できるだけでなく、終了後もつづくネットワークを築くことができます。


☆募集要項
名称:第6回国際開発プランニングコンテスト
募集対象:18歳以上の学生・社会人
応募フォーム: http://goo.gl/forms/y8lGLUN61Q
応募締切日:1月31日(土)
お問い合わせ: idpc.jp@gmail.com

―東京会場―
日程:2015年2月17日(火) ~ 2015年2月20日(金)
参加費:15000円(3泊4日分の宿泊費・食費・通信費込)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
募集人数:50名程度

―大阪会場―
日程:2015年2月23日(月)~2015年2月25日(水)
参加費:13000円(1日目の昼食、2日目の夕食は含まれません。)
場所:大阪市立長居ユースホステル
募集人数:25名程度

(関連情報)
2/17-20 IDPC「6th 国際開発プランニングコンテスト in Tokyo」参加者募集開始!~全国の仲間や専門家と"Post MDGs"を極める4日間 | ギャップイヤー・ジャパン
http://japangap.jp/info/2014/12/6th-in-tokyopost-mdgs.html

【ウェブサイト: http://idpc.weblike.jp/top/
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海外ギャップイヤー事情 中国編:「なんと、大学在学中での起業のためのギャップイヤーが推奨され始めた!?」の巻中国2.jpg

新卒者が増大する中、学生が起業できるように、中国の大学が"ギャップイヤー"を奨励!
 中国の有力紙『サウスチャイナ・モーニングポスト』に、中国で大学生に起業するための学業の延期(ギャップイヤー)を奨励するニュースが掲載された。


 同紙によると、現在、増え続ける新卒者の対策として中国当局は、中国本土の起業家を目指す学生に対して、独自のビジネスを興せるように一時勉強を延期することができるようにしている。

 中国の教育部(日本でいう文科省)によると、今夏には新卒者数が750万人にも及び(対前年比22万人増)、「買い手」市場に拍車がかかる。

 大学側に、より柔軟性をもって対処するように、事業をやってみたい学生がいれば勉強を延期できるようにとの通達がまわった。

 欧米の大学では頻繁にギャップイヤーが奨励されているが、それとは若干違い、中国本土では学生は中断なく4年間で学位をとり学業を終わらせなければならない。. 

 よって、大学側にも、アントレプレナーシップで単位がとれるコース設置が要求され、また有望な学生達に助言を与えられるように企業のオーナーや投資家、学者を講師として招くことが必要とされている。 そしてメンターとして、企業登録の実用的な援助、資金調達や減税措置など学生達が起業するうえでのサポートをする。

 一方学生側は、金融機関、NGO、事業者団体、またはその他企業から資金で魅了し、支援をもらえるオンライン・ビジネスを始められるように奨励されている。

 教育部は今年9月には新卒雇用者のデータを発表し、12月には雇用率を公表することになっている。 

 中国では、多くの学生が卒業と同時に職探しに困難を極めているので、新卒雇用の問題は国の指導者たちにとって主な関心事になっている。

 昨年4月、李克強(リークーチアン)首相は国務院において新卒雇用についての政策方針についての会議を開き、その席で学生を雇う中小企業にはインセンティブを出すことを話し合った。また、李首相は浙江(せっこう)大学を訪問した際に、学生達に起業することを勧めている。

 新華社通信によると初めて起業した場合の成功率は2.4%しかなく、イー・コマースで有名な浙江(せっこう)大学でさえもその成功率はたった5%しかない。

 「モチベーションが問題だとは思わない。やる気は皆持っていて努力しているのだが、まだわずかしか成功していないのだ。成功率が低いことにはより深い理由があるのだ。また、北京大学と精華大学では起業する為に学業を中断することを学生たちに奨励している」と21世紀教育研究院の課長補佐は語る。
大卒の学業水準は落ちつつあり、イノベーション能力が低下していることは、学生たちの起業することに問題があるだけでなく、職探しや仕事を持ち続けることにも問題があるのだ、とBingqi氏は付けくわえる。

 北京で起業家になるためのトレーニングを提供しているチャイナハブのディレクターは、起業の成功率が低いことはあまり気にしていないという。なぜなら会社を始めることは失敗の過程の先に成功があるからで、学生達は大企業で働くよりも、こうやってイノベーションについてより多くのことを学んでいくからだ、と語る。

文・JGAPギャップイヤー総研客員研究員 余田有子.

(関連記事)
2014年12月1日付
海外ギャップイヤー事情 英国編:「ギャップイヤー保険とは、そもそもどんなもの?!」の巻http://japangap.jp/info/2014/12/post-164.html


2013年1月9日付 なんと、大学院が「ギャップイヤー・プログラム」を創った?!~ "起業家精神と経営管理の"ギャップイヤー修了書"が授与される南ア・有力大学院1年専修コースが出現-JGAP代表ブログ
http://japangap.jp/blog/2013/01/-httpkodamayusukewordpresscom20121207efbc91efbc99e6adb3e381aee88ba5e3818de8b5b7e6a5ade5aeb6e38081e4b.html

※「海外ギャップイヤー事情」100超記事の一覧リスト(右ナビ)→http://japangap.jp/info/cat44/

セミナー告知! 寄稿者の話が聴ける場!これまで大学内では「大学生起業」が議論されることは稀有!
1/27(火)JGAP4周年記念 JGAP&TIP*S present「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー参加者募集!→http://japangap.jp/info/2015/01/jgap-189.html

「1/10(土)トークショー!~アフリカ生存記録 -裸は国境を超えて- 」(nagi yoshida)吉田さん1.jpg


 新年明けましておめでとうございます!

1月10日(土)に私、登壇することになりました。
アフリカ現地での撮影裏話や珍事などをスライドショーと共に90分間、お話しさせて頂く予定です。

堅苦しい話は何一つございません!
「 こんなヤツでも生きて行けんだ! 」「 人生、こんなんでいいんだ! 」と思って頂るような話を
用意しておりますので、もし、お時間がございましたら肩の力を抜いてお気軽に会場まで
足を運んで頂ければ嬉しゅうございます。
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nagi yoshida トークショー告知
【 nagi yoshidaのアフリカ生存記録 - 裸は国境を超えて - 】

日時:2015年1月10日(土) 10:30~12:00( 開場 10:00 ) 
会場:賀川豊彦記念 松沢資料館・礼拝堂( 京王線・上北沢駅下車南口徒歩3分 )
参加費 : 3,240円
詳細 ページ: http://www.pinpoint.ne.jp/event/2014/12/16/pinpoint_forum_vol3.php
※チケットの申し込みは↓から
http://www.pinpoint.ne.jp/shop/for_mailmagazine/shop.php
( 当日会場でチケットを購入することも出来ます )

人見知り故に、あまり人前立つの得意ではございませんが、
ヨシダなりに頑張って喋りますので緊張してるヨシダを笑いに来てくださいましー!

(関連記事)
No.152:「私がアフリカで裸になった理由」(nagi yoshida)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/01/-nagi-yoshida.html

【JGAP設立4周年スペシャル紙面企画】 エッセイ欄『フロンティア・フォーラム』 「いいね!」数ベスト5稿紹介

 2011年に誕生したJGAPのエッセイ欄「フロンティア・フォーラム」だが、2013年・2014年と連続して、「いいね!」1000超が2稿誕生した。ツイッターのRTとの関係を考えると、興味深い。2012年に最高ページビューを記録した寺田湧将さん(現・よしもと車いす芸人)が「いいね!」数が第5位となっている。

2014年1月14日付 RTは307、「いいね!」は1442
◎No.152:「私がアフリカで裸になった理由」(nagi yoshida フォトグラファー)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム: http://japangap.jp/essay/2014/01/-nagi-yoshida.html

2014年1月5日付 RTは145、「いいね!」は1222
◎No.150:「高校3年生、今、自分らしさを求めて~私のギャップイヤー計画」 (阿部愛里さん、宮城県気仙沼西高校 3年) -エッセイ集 フロンティア・フォーラム: http://japangap.jp/essay/2014/01/3-3.html

2013年11月4日付 RTは521、「いいね!」は1293
◎No.145 「 人生よ、ドラマチックであれ。」(小谷篤信さん、 米国・ブラウン大学2年)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム: http://japangap.jp/essay/2013/11/post-60.html

2013年10月24日付 RTは401、「いいね!」は1215
◎No.144:「JUST THE WAY YOU ARE 自分らしくあれ」 (中村 舞さん、大阪教育大学中退)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム: http://japangap.jp/essay/2013/10/just-the-way-you-are.html

(参考)
2012年4月2日付 RTは114、「いいね!」は951
◎No55:「障害者である僕には未来はない、可能性もない。僕は自分の人生諦めているんだ...」(寺田湧将さん、関西学院大学4年=休学中)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム: http://japangap.jp/essay/2012/04/post-21.html

1/27セミナー告知! 寄稿者の話が聴ける場!これまで大学内では「大学生起業」が議論されることは稀有だった!
1/27(火)JGAP4周年記念 JGAP&TIP*S present「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー参加者募集!→http://japangap.jp/info/2015/01/jgap-189.html

JGAP&TIP*S present JGAP4周年記念1/27 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー参加者募集!スライド1.JPG


これまで大学内では「大学生起業」が議論されることは少なかった!

 新しい年を迎えた。
新年にふさわしいセミナーを創立4周年を迎えるJGAPと中小機構TIP*Sが提供する。
 今回のセミナーは、その200稿近いエッセイの中から、大学生時代に起業をした寄稿者3人に登壇いただき、"生きたケース・スタディ"を披露していただくが、テーマは、ずばり 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」。

 これまでこのテーマは大事であるにも関わらず、なかなか大学内では議論されてこなかった。大学学内のキャリアセンターは学生達の出口として大企業を狙いを定めた「就職」を前提にしてきたし、「起業」を議論できる大学教員はアカデミアの世界しか知らない人が多く、圧倒的に少ない理由が挙げられる。


大学生の起業ってはたして無謀なのか?リスクだらけの夢物語なのか?このセミナーは大学生の起業の"生きたケース・スタディ"の場!
 今回のように、JGAPの寄稿者である同世代2名(城宝 薫さん、愛甲 大さん)と30歳前のアニキ的存在である登壇者(太田 英基さん)の経験談、現在の問題意識を直接聴ける機会は、その意味で貴重といえるだろう。

 それぞれのストーリーやものの捉え方、そして起業を決断させたものは一体何であったかを一度に聴け対比できるまたとないチャンスを生かそう!ご関心ある方は是非お申込の上、ご参加下さい。

JGAP&TIP*S present
1/27(火)「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー概要


【会場】
TIP*S/3×3 Labo (東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル6F 662区)
交通:JR東京駅より徒歩1分(日本橋口)TEL03-6202-9577
※東京メトロ東西線大手町駅より徒歩4分(B8a出口より地下道直結)
http://tips.smrj.go.jp/access/

※当日スケジュール(敬称略)
1月27日(火)18時会場受付
18:15-18:20 中小機構TIP*S挨拶
18:20-18:30 情報提供「大学生の起業とリーダーシップ、そしてギャップイヤーの関係性」
(11月グローバル人材育成教育学会第2回全国大会の議論を中心に)
JGAP 砂田 薫代表理事(お茶の水女子大学特任准教授:http://japangap.jp/greeting/

※以下登壇する3名のスピーカーの講演内容は、「なぜ在学中に起業したか、その動機と想い」「なぜ起業ができたか、 そのプロセス開示」「事業の現状と課題と展望」を予定。

18:30-19:10 「私の起業を語る(Ⅰ)」※最後の10分はQ&Aと議論
城宝 薫 株式会社テーブルクロス代表取締役(立教大学経済学部3年、現役学生)

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登壇者プロフィール① (株)テーブルクロス代表取締役 城宝 薫さん
http://japangap.jp/info/2014/12/jgapjgaptips-present-1.html

(参考記事)2014年11月28日付
No.193:「途上国の子供たちに給食を提供する新ビジネスを立ち上げました!」(城宝 薫さん、立教大学3年=株式会社テーブルクロス代表取締役)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/11/post-88.html

19:15-19:55「私の起業を語る(Ⅱ)」 ※最後の10分はQ&Aと議論
愛甲 大 株式会社イタドリ 代表取締役(慶応義塾大学時代に起業。連続起業家)

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登壇者プロフィール② (株)イタドリ代表取締役社長 愛甲 大さん http://japangap.jp/info/2014/12/jgap-186.html

(参考記事)2014年5月3日付
No.166:「僕たち四人が伊豆大島で起業しちゃったワケ」(愛甲 大さん、 株式会社イタドリ 代表取締役社長)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/05/post-75.html
 

20:00-20:40 【ゲスト講演】「私の起業と大学生に伝えたいこと」
太田 英基 株式会社スクールウィズ 代表取締役(中央大学時代に起業。連続起業家)

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登壇者プロフィール③ (株)スクールウィズ 代表取締役 太田 英基 http://japangap.jp/info/2014/12/jgap-187.html

(参考記事)2012年1月5日付
No38:「起業・退職し、"5年後の描いた自分"に近づくための旅」 太田英基さん(サムライバックパッカープロジェクト=世界一周中)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2012/01/5.html

20:45-21:00
全体「振り返り」(城宝 薫、愛甲 大、太田 英基  進行:砂田・岡田)

21:00-21:50
懇親会

【参加費】@500円(当日徴収。資料代・懇親会の飲料代等含み一括)

【申込方法】先着20名のEメール申込枠。宛先はinfo@japangap.jp(@は小文字に変換のこと)。件名は「JGAP4周年セミナー応募」とし、お名前・ご所属(大学名や勤務先名)・メールアドレス(携帯メールは不可)を明記の上、お申込下さい。
もしくは、フェイスブックの以下のイベントページで「参加」のボタンを押して下さい。申込は完了です。(参加枠は先着40名)
 
https://www.facebook.com/events/421405901343238/421676937982801/?notif_t=plan_mall_activity

(関連記事)
JGAP4周年記念 「"大学生で起業家"というキャリアを考える」セミナー登壇者プロフィール① (株)テーブルクロス代表取締役城宝 薫さん| ギャップイヤー・ジャパン: http://japangap.jp/info/2014/12/jgapjgaptips-present-1.html

JGAP寄稿者短信:「転職につき、マレーシア→シンガポールに移動します」(矢野文宏、日英のインハウス通翻訳@シンガポール)矢野さん新写真.JPG


元プロサッカー選手の中田英寿は、引退のブログ記事でこのように書かれていました。

"人生とは旅であり、旅とは人生である"

マレーシアでの勤務が始まって約1年半が経ちましたが、
2015年の年明けからシンガポールの日系メーカーで
通訳として勤務することになりました。


私の新しい旅も始まります。


これまで私のことを信頼して通訳・翻訳として使ってくれた
前職の3Dアニメ会社に対しては、心から感謝しています。


最初は3Dのアニメ用語に慣れるのに精一杯でした。
会議の中でひたすらメモを取り、ソース言語に耳を傾けて
頭を悩ましながら訳を搾り出していました。


ここで仕事をさせていただけたことは、私の"誇り"です。
これからの通訳人生の基盤に、また自信になると思います。


前職のインドのIT企業では翻訳がメインだったので、
通訳割合が半々またはそれ以上の職場でフルタイムとして
仕事をするのはこの会社が始めてでした。
通訳量が多い環境があり、本当に多くのものを授けてくれました。

ミスをしたときのやり場の無い気持ちもありましたが、
与えられたことすべてが素晴らしい"経験"となり、
"糧"となり、自分を成長させてくれました。

また、私の名前も作品のエンディングクレジットに載せていただくこともありました。


自分なりに精一杯努力をして日本とマレーシアの間をつなぎ、
少しでも仕事を効率よくできるように、ちゃんと話者のメッセージを
伝えられるようにしてきました。同僚に信頼していただけたこと、
支援があったからこそできたものだと思っています。


この先の新たな旅でどんな困難なことがあろうと、
ここでの経験を活かしていけばきっと乗り越えていけると思います。


今後は、ハイクオリティなすばらしいCGアニメを視聴者として楽しみたいと思います。
シンガポールでの新しい生活でも、日々努力を重ねて会社に貢献しつつ
自分のスキルも、更に高めたいと思います。

(関連記事)
2014年9月3日付
No.183:「海外で実務経験を積みながらキャリアを形成しています。」(矢野文宏さん、日英のインハウス通翻訳@マレーシア)-エッセイ集 フロンティア・フォーラム
http://japangap.jp/essay/2014/09/post-83.html

プロフィール:
矢野文宏
日英のインハウス通翻訳@シンガポール
ブログ:http://yanonanone.blog.jp/
Twitter:https://twitter.com/yanonanone

新春企画 JGAP寄稿者短信:「卒業旅行で人気のイタリアを旅行する上で覚えておくべき9つのこと 」

稲村 航平、法政大学文学部地理学科3年
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イタリア 世界の治安 世界の街情報


イタリアを旅行する時に大事なことです。

1ユーロ=約140円


◆はじめに
世界一の世界遺産保有数であるイタリア。ヨーロッパの南に位置し地中海に面する縦に長い国は、多くの日本人が訪れる場所でもある。

これからの季節、特に春は卒業旅行でイタリアに行く人も多いだろう。とあるアンケートでは「卒業旅行に行く国ランキング」で1位になったほど。

各旅行代理店のツアーを見てみると「イタリア周遊8日間」「ローマ、フィレンツェ、ベネチア9日間」などイタリア限定のものや「イタリア、フランス、スペイン周遊14日間」など隣接した国に訪れるツアーもある。

どれもが安い価格。おそらくカタール航空やエミレーツ、エディハドなどの中東系キャリアを使ったものだろう。

これから日本人がドッと押し寄せるであろうイタリア、陽気で明るくて美しい街並みが広がることに期待している人も多いだろう。

だが、現実は軽犯罪天国。陽気で明るくて美しい街並み?そんなのは幻想であることをイタリアに訪れて感じるだろう。

先日、パリに関する治安対策の記事を書いた。

【フランス】 「スリ注意!」治安が悪いパリにおける安全対策 - El Mundo


今回はイタリアに関する旅行上の注意点を記していく。

イタリアへ旅行する人の参考になってくれれば幸いだ。

◆大事な9つのこと

①スリに注意(全土)
イタリアで一番多いのは「スリ」だろう。多くの日本人が被害に遭ってきている。しかし、中々減る傾向がないスリ。ならばこちらで対策をしていこう。

イタリアを旅していてよく聞いたスリのタイプを紹介する。


・観光客風スリ
犯罪者が観光客の格好を装ってスリをすることだ。単独行動ではない、3人以上の団体行動である。

例えば、ローマ・コロッセオ近辺にいた場合。被害者Aは写真を撮っていた。すると、そこにカップルを装った犯罪者AとBが。

「すいません、写真撮ってくれない?」と被害者Aにカメラを差し出す。被害者Aは犯罪者ABに向かって記念撮影。「ありがとう」と笑顔で犯罪者ABが立ち去る。すると、被害者Aのポケットに入っていたスマホが盗まれていた。


こういうことだ。写真撮影や道を聞くなどで被害者に気を引かせている間にスリをするというパターン。

「スリ」と頭の中に入れていても、相手が観光客ということで気が緩む。その隙を狙うのだ。


実にタチが悪い。人が好さそうな日本人に頼んで、きちんと仕事をするスリ魔。

こういうのは老夫婦を装ったり、大人の男性を装ったり、様々なパターンがあるがイタリアでよく聞くのは若い女性3人組など若い人たち。

特に色が少し濃いロマ風の人たちに見られる。もし声をかけられた場合は警戒しよう。ポケットには何も入れないように。スマホ、財布、カメラ。しっかり管理してほしい。

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・署名スリ
観光地に多い。「貧しい子供を救う」「歴史的建造物の修復費」とかで署名をお願いするロマの人たち。見てすぐに「あ、アカンやつだ」と分かる。

まず署名をしたらお金を要求される、そしてその署名をしている間、その後ロマと話している間にスリにあったりする。


まず、肌が少し濃いロマ風の女性が近づいてきたら、逃げるか無視をしよう。凄く悲しそうな顔で見てきたりするのだが、全てフェイクだ。関わるとロクなことがないので。

これはフランスやスペインでも同じ手口が横行しているので、注意してほしい。

イタリア3 人jpg


・子どものスリ
真昼間でも起きるのが子どものスリだ。これは大胆、子ども複数人が被害者の周りを取り囲んで一斉にバッグやポケットの中に手を突っ込むのだ。

イタリア人が見ていても何もしてくれないことがある、ロマ風の子どもには注意してもらいたい。ポケットに物を入れないのは当たり前、バッグの中も気をつけよう。個人的にはチャックの穴に鍵を通して簡単には開けられないようにすることがベスト。

たまに力づくで奪おうとする子もいるので、そういう奴には多少の暴力を振るっても問題はない。正当防衛だから。

イタリア4jpg

・私服警官
よくある話。今まで一度も会ったことがないのだが、私服警官を装ってスリを行う人がいる。

通りを歩いていて、いきなり被害者を呼びとめる。警察バッジ(偽物)などを見せて、「パスポートを見せてほしい」。パスポートを見せると「所持金検査だ」という理由で財布を要求する。財布を渡したら最後、確実にお金を盗まれる。

汚いのが、全てを盗むのではなく、バレない程度に20ユーロぐらい盗むのだ。すぐに気付かないようにするため。

第一、警官が私服で観光客に調査をすることはないし、財布を要求する警官なんて世界中で普通はいない。パスポートチェックも殆どない。道で複数の男に巧みな英語で声をかけられたら怪しもう。


・釣り銭詐欺
ベトナムではよくあるけど、イタリアでも釣銭詐欺があったりする。ユーロ圏では普通お釣りが返ってくるので特に心配することはないのだが、大きなお札を崩した時に気をつけてもらいたい。特に観光地にあるお土産屋など。

大きいお札を刷りかえられたりすることもある。極力20ユーロ以下の札を持っておくといいかも。


それ以前に、イタリア人が計算下手ということもあり、日常的にお釣りが間違っていたりすることも。スーパーのようなレジがあるところは別だけど、鉄道の窓口や個人商店の店など。暗算した時は危ない、電卓を使っていても危ない。

後ろに列があろうと自己主張は大事である、お金は一緒に数えて、しっかりお釣りの確認を。

「後ろに人がいるから出なきゃ」と言って出て後にミスが発覚して窓口に戻っても、取り扱ってくれないことがある。

なので「その場で確認」、これが大事だ。


・置き引き
置き引きにも気をつけてもらいたい。気候が穏やかなイタリア、ついついオープンテラスでのんびりしてしまう。

ここで注意が必要なのがテーブルにモノを置くこと。日本人のクセ、テーブルにスマホを置くこと。これをした瞬間、あなたのスマホは他人のものへと移る。

物売りなどがやってきて、スマホを死角にした瞬間、盗む。オープンテラスやバル、カフェなどではテーブルにカメラやスマホを置くのは厳禁。そして自分の荷物から目を離さないこと。

椅子の下とかに置いてもアウト、自分で持つようにしよう。日本と同じ感覚で居たら痛い目にあう。


・スリに遭わないために
ポケットにモノは入れない、スマホやカメラを見せびらかさない、ブランド財布を出さない。

常に警戒しているのも疲れてしまうけど、盗まれた後はもっと疲れるので、多少「警戒しすぎかな?」と思うぐらいがちょうどいい。

日常的に使う少量の現金、10ユーロぐらいはポケットなどの出しやすいところに入れておいて、なるべく財布は使わないようにしよう。


あと、観光地では建物や写真などに気を取られ過ぎないように。周りを一度見てみよう。落ち着いて観察すれば、「あ、こいつ怪しいな」と感じるはずだ。

警戒すればスリはやってこない、スリは無警戒の人に忍び寄る。日程などに気持ちに余裕を持とう。余裕を持てば周りも見れる。


イタリア全土でスリに注意が必要だ。特に大都市、観光客が多い場所。人ごみは危険、ローマは特に。

ローマの玄関口テルミニ駅に多いし、バチカン行きのバスは常に混雑しているのでスリも多い。怪しいアラブ系やロマ風の女が乗っていたので、じーっと見ていたら途中で降りていった。地下鉄も。


スリがない場所はイタリアにはない、と思うほど気を使ってほしい。
イタリア6 アイスjpg

②鉄道移動に注意(全土)
イタリア国内を旅行する上で鉄道移動は欠かせない。バス移動はマイナー、多くの人が鉄道を選択するはずだ。H.I.Sなどのツアーでも鉄道移動が使われる。

ここで鉄道移動をする時に注意してほしいことをまとめた。

あまりにも紹介することが多すぎたので、別項にて紹介。

【イタリア】 鉄道移動する上で知るべき6つの知識 - El Mundo

参照して頂けるとありがたい。


③スーツケースに気をつけろ(全土)
海外旅行といえばスーツケース。殆どの人が使うことになるだろう。

普段からバックパックを使って海外を旅しているので、あまり不便に感じたことはないのだが、「もしスーツケースを使っていたら」という視点で見てみると、イタリアは中々大変であることが分かる。

盗難リスクは必ずある。それはスリや置き引きの項で見てもらいたい。

僕がスーツケースが不便だな、と思ったこと。

・石畳な道が多いのでコロコロしにくい

・橋が多いので大変(ヴェネツィア)

・バリアフリーが整っていないので階段大変(ローマ地下鉄)

etc.

送迎が付いていれば問題ないのだが、イタリア周遊プランや多くのツアーは送迎が付いていない場合がある。

駅からホテルへ移動する時、歩道を歩くことになると思うが、石畳の道が多かったりするので、スーツケースが転がしにくいことがある。

また、ヴェネツィアの島内では橋が多い。橋も日本のように平坦ならいいのだが、メガネ橋のような階段付のブリッジなので、スーツケースだと持ち運びに大変。


そういう時にバックパックだとスイスイ行けるのだが、まだまだ少数派だ。個人で旅行する時はホテルの場所も考慮しよう。移動が大変だと面倒。


またローマの地下鉄はバリアフリーが整っていないところがまだまだあるので、駅が階段だけということもある。そこも気をつけてもらいたい。

路線バスやトラムがあるところはまだ楽。ちなみにトレニタリア、ホームと鉄道の高さに差があるので、乗る時にスーツケースを上げる必要がある。


極力荷物は少なめに、スーツケースは小さめに。持ち運びがし易いようにしよう。

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④スペイン広場のミサンガ(ローマ)
「ローマの休日」のハイライトシーンであるスペイン広場。ローマに訪れたならば、必ずしも行く観光地だろう。

ここを初めて来た時に、「あ、よくないな」と感じた。確かにスペイン広場、素敵だと感じる。しかし如何せん治安が宜しくない。


階段でのんびりする観光客。ジェラートはゴミ問題から禁止されているため食べることはできない。韓国人とかがデカいスマホで写真を撮りながら座っていたりする。


スペイン広場で注意してもらいたいのは、スリや置き引きはもちろんのこと、「ミサンガ売り」である。

黒人やアラブ系の男が、日本人だと分かると「ナカ~タ~」「ナガトーモー」と言いながら近づいてきて、手にミサンガらしきものを巻こうとしてくる。


そこで"No"と言えない日本人、半笑いで人が好さそうな顔をしながらなされるがまま。相手が陽気なイタリア人だから心を許しているのだろうか。

ミサンガを巻くときはニコニコ加害者、「フリーフリー」と言いながら慣れたてつき。しかし、ミサンガを巻いた途端に顔は豹変。高いお金を要求してくる。彼らは1人では動かない、複数人でいるので、仲間がやってくる。

日本人はそこでお金を払ってしまい、被害がどんどん大きくなるのだ。

第一、一般のイタリア人が観光地で日本人に声をかけることは普通はない。保守的なのに。

この加害者も純粋なイタリア人ではなく、移民の人たちなんだろうけど。なので全く怖くない。弱い奴らなので警察とか呼べば一発。


日本人は"No"と言えないからカモにされている。まずミサンガや花をプレゼントしようとしてきたら"No"と言えば問題ない。立ち去る。それでもしつこいなら、無視したり日本語で怒っていい。向こうは何も思わないので。


観光地、特にスペイン広場では出没するので注意しよう。僕は残念ながら絡まれることはなかった、傍から見ていておもしろかったけど。

⑤夜の街歩き
十分気をつけてもらいたい。ATM、飲んだ帰り、移動。警戒しよう。怖い人は多少高くてもタクシーを使うのが安全。そのタクシーもたまにアホがいるのだけれど、強盗に遭うよりかはマシだ。

大都市でも治安が悪い部分があるので、訪れる都市の情報は頭に入れておこう。特にナポリとローマ。


ヴェネツィアとフィレンツェは街全体が観光地で、治安も良かったので、特に夜は問題なかった。フィレンツェは夜も中心地は人通りがあるので、スリとかに気をつけるだけで、安全に街歩きを楽しめるはずだ。


海外というだけで知らない内に体は疲れている。夜遊びするのも楽しいとは思うが、夜はホテルでゆっくり休んで、次の日に備えておこう。
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⑥ナポリのゴミ
イタリア全体で街が汚かったりするのだが、ナポリの汚さには驚いてしまった。

イメージしていたイタリアと全く違ったので、全てが驚き。ナポリ中央駅近くに宿泊していたものだから、毎日イタリア人よりも移民の黒人ばかり見ていた。


ナポリのゴミは社会問題だ。いくら経っても改善される傾向がない。

「ナポリを見て死ね」という有名な言葉があるけど、ナポリにいたら確実に早死にするレベル。空気も汚いし、治安悪いし、街汚いし、貧乏だしどうしようもない。


住民の意識が改善されていないこともあるだろうし、大量の移民が同じような民度であるからだろう。個人的に感じることだ。

ナポリは物価は安い、イタリアは北に行くほど物価は高くなり、南に行くほど安くなる。同じピザでも2~3ユーロぐらいは違う。

生活費は安かったけど、卒業旅行で、新婚旅行でナポリに訪れることはオススメしない。ナポリから行けるカプリ島に「青の洞窟」という有名な観光地があるけど、ナポリ中央駅や街中は行かないほうがいいかも。全てぶち壊しにしてくれる。


ナポリに行く予定がある人は頭に入れておこう。「ナポリとゴミ問題」でかなりの記事が書けると思う。


⑦日曜日に気をつけろ
イタリアに限らず、キリスト教の国に共通したことだ。日曜日はどのお店もお休みする。個人商店は特に。家族と過ごすための曜日だ。大都市のスーパーなどは開いていたりするので、買い物には困らなかったりするけど、場所によって違ってくる。

ブランド品の店やレストランも閉まっていたりするので、日曜日が自由行動日であったりしたら気をつけよう。店のスケジュール確認は要チェックだ。せっかくのショッピングが台無しにならないように。


なので日曜日は、昼間からワインを開けて、チーズを食べながら、ノンビリしてほしいのだが、短期旅行だとそういうわけにはいかない。

そういう時は美術館だろう。日曜日でも開いている。平日よりも混むけど、時間を割いて観光できる。ローマにいる人はバチカン観光もいいかもしれない。サッカーの時期ならセリアAを観るとか。


日曜日は公共交通機関の本数も減るので、気をつけよう。日本と同じ感覚で訪れてはダメ。

日程を確認し、日曜日の使い方を考えよう。
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⑧歴史衣装の奴には気をつけろ
観光地近くにいる。コロッセオ周辺とか。こういう奴は写真を撮ると必ずお金を要求してくるので注意が必要だ。

「フリー」とか言っていても100%嘘。海外で「フリー」という言葉は信じないほうがいい。

一緒に写真を撮ると下手したら10ユーロ~20ユーロぼったくる人もいる。僕は一緒に写真を撮るメリットはないと思っているので、スルー。「よくこんな暑い中、重い衣装着るな」と感心したものだ。

思い出にいいかもしれないけど、自己責任で。


⑨"No"とハッキリ言うこと
これは何度も言ってることだ。"No"と言うこと。良くも悪くも日本人、断ることができない人が多い。

物売りやミサンガ巻き、ナンパしてくるイタリア人男性など。


要らないなら要らない、嫌なら嫌。ウヤモヤにするからダメなのだ。しかもヘラヘラと笑っているので余計。外国人に「日本人、何考えているか分からない」とはこういうことから言われたりする。


もちろん、イタリア人にナンパされたい人がいたら、どうぞ。楽しい時間が待っているはずだ。

もし、彼女や友達がナンパされたりしたら。男はちゃんと守ってあげよう。そこで男の力が表れる。

常に険しい顔をして"No, No"と言い続けるのはつまらない。そこは臨機応変に。断るところはハッキリと。オンとオフを使い分けるのが大事である。
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◆おわりに
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新婚旅行や卒業旅行、イタリアに行く人は多いだろう。ちょっと治安は悪いけど、ご飯は美味しいし、食材は豊か。お酒も安い上に穏やかな気候、とても過ごしやすいと感じる。

ちゃんと危機管理をすれば楽しい旅行となるはずだ。海外では自己責任、自分の身は自分で守ってほしい。

いつまでも記憶に残る旅行を。気をつけて行ってもらいたい。

(関連記事)
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