代表ブログフロンティア・フォーラム

日本をよくする提言から多様性を高める主張、ギャップイヤー文化構築提案まで、
多種才々なイノベーター達のエッセイ集

「 なぜオーストラリア人の私が、日本でギャップイヤーを調査しているのか!?~ワーホリ経験ある協力者募集! 」Lynleyさん _Aldridge - RGB.jpg

Lynley Aldridge
オードリッジ・リンリ
英国リーズ大学教育社会科学法律学部 社会学社会政策研究科博士課程
法政大学社会学部 外国人客員研究員

 ニュージーランド生まれ、オーストラリア育ち、一昨年からイギリスのリーズ大学博士課程で社会学を専攻しているオードリッジ・リンリと申します。現在博士論文の研究のために日本に来ております。

 研究のテーマはイギリスと日本におけるギャップイヤーやワーキング・ホリデー(ワーホリ)です。私も留学やワーホリなどで日本にもイギリスにも住んだことがあり、オーストラリアでギャップイヤーやワーホリをする日本人にもイギリス人にもたくさん会いました。このことによって、ギャップイヤーやワーホリなどによって得るものや失うものなどについてよく考えるようになり、博士論文をこのギャップ・イヤーやワーホリについて書くことにしました。

 オーストラリアがイギリス人、日本人に最も人気のあるワーホリ先なので、この事実を考慮に入れ、私は自分の国がワーホリに来ているこれらの人にどう見られているかということを知りたかったのです。でも、イギリスと日本におけるギャップイヤーやワーホリについてさらに調べていくと、オーストラリアだけではなく、イギリス人と日本人の色々な国でのワーホリ経験について調べたいと考えるようになりました。ワーホリに行く様々な理由や目的、そしてワーホリが経験者のその後の人生に及ぼす影響などについて、インタビュー調査を行うことにしました。

 研究の成果が最近イギリスや日本で行われているギャップイヤーに対する議論に貢献できること、そしてこれからギャップイヤーやワーホリをしようとする人のために役立つことを願っております。

 そこで、現在、この調査にご協力いただける大学卒業生のワーホリ経験者を募集いたします。詳しいことは以下の通りです。

ワーホリ経験者募集中!
・対象:大学卒業後のワーホリ経験者。ワーホリ終了後6ヶ月から10年経過した人を対象にインタービューを実施。
・方法:電話やスカイプ、直接面接などで約90分程度のインタビューを実施。インタービューは英語または日本語で(ご希望の言語で)行い、内容はワーホリの経験やその後の経験など。インタービューはご都合の良い時間と場所で行う。
・ご参照:https://www.facebook.com/workingholidayresearchjapan
 ご質問またはご協力いただける方は、090 9148 4977かl.j.aldridge@leeds.ac.ukまで、Lynley Aldridge にご連絡ください。

 長文をお読みいただき、ありがとうございました。


プロフィール:
Lynley Aldridge
オードリッジ・リンリ
英国リーズ大学教育社会科学法律学部 社会学社会政策研究科博士課程
法政大学社会学部 外国人客員研究員
FB:https://www.facebook.com/workingholidayresearchjapan
ツイッター:@Wk_Hol_Research

「僕が "大学卒業後"に世界一周をするワケ」尾田さん写真2.jpg


尾田 高章
法政大学人間環境学部14年卒業

 世界一周をする多くの大学生が"休学"を選択する中、僕の選択は大学卒業後に"無職"として行くことでした。なぜ、この選択をしたのか。ギャップイヤーを考える方の一つの選択肢になれば幸いです。

□「世界一周」という選択肢に出会ったタイミン
僕が世界一周に出会ったのは、大学3年の12月。就活が開幕して間もない時期です。そこから紆余曲折を経ながらも、本気で「行きたい!」と思ったのが1月末。その時、僕には出発時期として4つの選択肢がありました。

①大学4年を休学
②春休みや夏休みの長期休みを利用
③社会人を経験してから
④大学卒業後

「ギャップイヤーから、世界を変えてく"クリエイティブ・テンション"の創出へ」山本さん写真DSC_0046.JPG

山本未生
一般社団法人 WIT代表理事


ギャップイヤーは"一回"とは限らない
 ギャップイヤーという言葉が広まるにつれて、それって何だろう、何を意味するのだろう、と考えていました。

あ、それって、「クリエイティブ・テンション」を生み出すための時間のことかしら。


 「クリエイティブ・テンション」というのは、学習する組織で有名なマサチューセッツ工科大学(MIT)の上級講師であるピーター・M・センゲ博士が提唱している考え方です。人って、ビジョンと現実の間にギャップがあるからこそ、その引っ張り合いが創造的な活動をするエネルギー源になっているんだよね、というものです。ビジョンや現実どちらか一方だけではいけなくて、その間のテンション(緊張)が重要なんだと。

 同質の価値観の中にずっといたり、身の丈サイズの業務をこなしていたり、何が現実的かということに囚われすぎてしまうと、いつのまにかゴムが弛んだような状態になります。また、ゴールが高すぎたり、現実とどう繋がっているのかわからないような目標だと、ゴムが引っ張られすぎて伸びきってしまいます。その中間くらいだと、やる気が出る、試行錯誤する余地が生まれる、Comfort zone(居心地の良い空間)の外に出る必要がある、成長機会がある等々、創造的エネルギーを発揮しやすくなる、ということだと私は理解しています(注1)

 ギャップイヤーとは、何も高校生と大学生の間とか、大学卒業前とか、特定の時期に比較的長い時間をとって非日常を経験する、ことだけではないと思います。

 自分のいる位置と、目指したいことと、見えていなかった社会や物事をもう一歩深く広く捉えてみるというプロセスを通じて、次の一歩を踏み出すということかな、と思います。だから、本来は、人生の至るところにそういうプロセスを自分でつくっちゃえたり、その時その時に出くわした環境を積極的にプロセスとして活用できちゃえば、いいわけです。そうすると、ギャップイヤーならぬ、日常の1コマ1コマに良質のギャップが沢山眠っている可能性があります。(ギャップ・モーメント)

 そう考えてみて、これまでの来し方を振り返ってみると、2つきつかった「クリエイティブ・テンション」(ギャップ・モーメント)がありました。


「日本社会に復帰したばかりの僕が、世界一周を振り返る」稲村gap1.jpg

稲村 航平
法政大学文学部地理学科3年

◎はじめに

2013年4月7日。21歳になった僕は、全てを日本に残して、世界へと旅立った。
今回は質問形式にして、自分で答えていこうと思う。


「世界の"おふくろの味"をサーチする旅」斎藤さん旅人プロフィール画像.jpg



斎藤 悠輔
獨協大学経済学部経営学科4年、居酒屋酒笑 松原団地店店長

◆"おふくろの味"への想いが世界を旅する原点
世界には無数の家族というコミュニティがあり、ほとんどの家庭には母親の手料理がある。そんな温かい文化を通して、世界を繋げたい。 また、私は大学3年生のときに「より豊かな学生生活を追求する」という想いで立ち上げた学生居酒屋があり、次の店舗では更にもっと多くの社会人や学生に来てもらえるようなお店を作ろうと考えている。

帰国後は、「旅×学生×飲食店」というテーマで様々な業態のお店を展開していきたいと思っている。

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